NO団体名主な企画内容
32 高槻市立第六中学校・自然観察研究会(大阪府) 「「母なる川・淀川」 見よう・知ろう・考えよう・行動しよう」
淀川の水から水道水が作られていることを知る生徒は少ない。河川や校区の自然環境の観察・調査を継続的に実施し、河川の現状や季節による変化などを子どもたち自らの目で見てもらい、環境や安全に対する意識を高める。

速報レポート2 淀川のワンド観察

実施日:7/12(日)
実施場所:唐崎ワンド、三島江ワンド
参加者:部員4名、指導者1名
活動目標

  • ワンドの様子を観察する
  • 水質を調べる(生物指標、COD他)
  • ゴミ調査と回収

 淀川の本流に沿って並ぶ池のような水域はワンドと呼ばれ、重要な水生生物の生息地となっています。複数が連続するワンド群は、特に生物多様性が高く、かつては淀川全域に500を超えるワンドが存在しましたが、1970年代の河川改修により、そのほとんどが消失しました。
 そのため淀川では、多様な生物の生息・成育・繁殖環境の再生を目的に、自然再生事業としてワンドの 整備が行われています。新規造成の取り組みも進められ、平成23年から29年にかけて高槻市の芥川河口域に12カ所新設されました。
 淀川河川レンジャーの協力のもと、このワンド群において生物の観察や水質検査、外来植物の除去などの活動をしていました(現在はレンジャー活動が中止のためクラブ単独です)。
 しかし、草や樹木で覆われ近づけなくなったり、水がなくなって草地化したり、新しいのは水深が深く入れないなど観察できるワンドは限られています。今年度初めての観察でしたが、大雨が降った後のため冠水しワンドに近づけず、観察は不十分に終わりました。
見つけた生物はカダヤシ、ブラックバス、ウシガエルのオタマジャクシで外来生物だけでした。しかし、頻繁にオオヨシキリの鳴き声が聞こえ淀川の夏を感じさせます。

水質検査結果 気温31℃ 水温22℃
COD:8以上、PH:7.6、NO3:1、NH4:1、PO4:0.1


唐崎ワンド(冠水時)

唐崎ワンド(平常)

パックテスト


外来生物

三島江ワンド(遊歩道も冠水)



速報レポート1 芥川の観察(河川の観察、水質検査、ゴミ調査)
速報レポート2 淀川のワンド観察
速報レポート3 「ハグロトンボ調べ隊」調査会に参加
速報レポート4 鵜殿のヨシ原を観察
速報レポート5 セミの観察
速報レポート6 「ハグロトンボ調べ隊」調査会に参加②
速報レポート7 十三干潟の観察
速報レポート8 プールの水質・生物調査
速報レポート9 セミの観察②
速報レポート10 芥川の観察②(河川の観察、水質検査、ゴミ調査)
速報レポート11 淀川のワンド観察②
速報レポート12 盆休み前の活動
速報レポート13 淀川資料館の見学
速報レポート14 生物多様性センターの見学
速報レポート15 プールの水質・生物調査②、セミの調査③
速報レポート16 三川の観察
速報レポート17 「ハグロトンボ調べ隊」調査会に参加③
速報レポート18 淀川のワンド観察③
速報レポート19 プールの水質・生物調査③
速報レポート20 「ハグロトンボ調べ隊」調査会に参加④
速報レポート21 桂川の観察
速報レポート22 淀川のワンド観察④
速報レポート23 淀川のワンド観察⑤
速報レポート24 「ハグロトンボ調べ隊」調査会に参加⑤(最終回)
速報レポート25 淀川のワンド観察⑥
速報レポート26 大阪湾を目指し淀川を下りましたが・・・
速報レポート27 芥川の観察③

■別年度のレポート
2023年度 やってみようSDGs(琵琶湖淀川水系の観察を通して) 実施レポート
2021年度 琵琶湖・淀川水系 「調べ隊、守り隊、知らせ隊」 実施レポート

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