NO団体名主な企画内容
32 高槻市立第六中学校・自然観察研究会(大阪府) 「「母なる川・淀川」 見よう・知ろう・考えよう・行動しよう」
淀川の水から水道水が作られていることを知る生徒は少ない。河川や校区の自然環境の観察・調査を継続的に実施し、河川の現状や季節による変化などを子どもたち自らの目で見てもらい、環境や安全に対する意識を高める。

速報レポート7 十三干潟の観察

実施日:8/2(日)
実施場所:淀川・十三干潟
参加者:部員11名、指導者2名

 淀川の汽水域の干潟は、身近な所にある貴重な自然です。淀川は、木津川、宇治川、桂川の三川が合流して、淀川となって 大阪湾の河口まで約35kmですが、淀川(毛馬)大堰から上流の 約25kmの淡水域と、同大堰から下流の約10kmの汽水域とに分かれています。淡水域と汽水域とが明瞭にに分かれているのが、他の河川にない淀川の大きな特徴になっています。干潟には、カニやゴカイなどの底生動物(ベントス)が多く棲息し、野鳥の餌場となり、四季を通じて多くの野鳥に出会うことができます。また有機物がたくさん含まれ泥と一緒に積もっていきます。これは、カニや貝類、ゴカイなどの餌になります。有機物を分解するバクテリアも、これらの生き物の餌になっています。有機物が食べられたり分解されて、水がきれいになります。干潟の生き物は、河川の水質保全に大きな役割を果たしています。高槻から河川道路を約20Km下ると干潟です。今回は河川沿いの観察と、干潟の水質・生物・ゴミ調査をしました。
 コロナの影響のためか、河川公園の人出は少なくBBQをする人もほとんどありません。淀川のシジミは採りに来る人が増えて数が減っています。まだウグイスの鳴き声が聞こえます。

(水質検査)12:00 気温34.3℃、水温32.5℃ ,CDO 8, NO3 0.2 ,NH4 0.4,PO4 0.4
(ゴミ調査)ペットボトル5、レジ袋4、カップ型飲料容器1 他(釣り糸、照明器具、プランター)
(生物調査)シジミ、手長エビ、スジエビ、モクズガニ、クロベンケイガニ、アシハラガニ、ボラ、ハゼ

手長エビは唐揚げで、シジミは味噌汁で食べます。カニ、魚は持ち帰り飼育します。


自転車で淀川を下ります

干潟で活動

干潟の様子(向こうが大阪駅)


泥に足をとられます

手長エビ

シジミ


抱卵しているカニ

回収したゴミ



速報レポート1 芥川の観察(河川の観察、水質検査、ゴミ調査)
速報レポート2 淀川のワンド観察
速報レポート3 「ハグロトンボ調べ隊」調査会に参加
速報レポート4 鵜殿のヨシ原を観察
速報レポート5 セミの観察
速報レポート6 「ハグロトンボ調べ隊」調査会に参加②
速報レポート7 十三干潟の観察
速報レポート8 プールの水質・生物調査
速報レポート9 セミの観察②
速報レポート10 芥川の観察②(河川の観察、水質検査、ゴミ調査)
速報レポート11 淀川のワンド観察②
速報レポート12 盆休み前の活動
速報レポート13 淀川資料館の見学
速報レポート14 生物多様性センターの見学
速報レポート15 プールの水質・生物調査②、セミの調査③
速報レポート16 三川の観察
速報レポート17 「ハグロトンボ調べ隊」調査会に参加③
速報レポート18 淀川のワンド観察③
速報レポート19 プールの水質・生物調査③
速報レポート20 「ハグロトンボ調べ隊」調査会に参加④
速報レポート21 桂川の観察
速報レポート22 淀川のワンド観察④
速報レポート23 淀川のワンド観察⑤
速報レポート24 「ハグロトンボ調べ隊」調査会に参加⑤(最終回)
速報レポート25 淀川のワンド観察⑥
速報レポート26 大阪湾を目指し淀川を下りましたが・・・
速報レポート27 芥川の観察③

■別年度のレポート
2023年度 やってみようSDGs(琵琶湖淀川水系の観察を通して) 実施レポート
2021年度 琵琶湖・淀川水系 「調べ隊、守り隊、知らせ隊」 実施レポート

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