NO団体名主な企画内容
43 NPO法人森と海の学校(山口県) 「山や海での遭難や災害など、生命の危機から生き抜く基礎的技術を学ぶ 「サバイバル・匠の学校」」
生活の基礎となる火起こし、ノコ・金ヅチの使い方、自転車のパンク修理、魚のさばき方、釣具の仕掛けづくりなど、各分野の専門家(匠)による6回の講座と講演を実施し、生き抜く力となる技術力を養成する。

速報レポート3 講座1:燻製づくりと火起こしの技術を学ぶ②



12:30 B.火起こし
燻製の仕上がりに時間が掛かりそうなので、昼食前に「火起こし」の担当講師である三隅尚之さんとアシスタントの篠沢あきのさんより、まず座学として、サバイバルと火起こしについてお話をして頂いた。

学①:「サバイバルについて」
三隅講師は、サバイバルについて、子どもたちにわかりやすく説明するために、ラミネートされたイラスト入りの絵をわざわざ作製して下さった。
ホワイトボートに一枚一枚貼りながらの説明は、とても理解しやすく、子どもたちは、サバイバル(生き抜く力と技術)の必要性を強く感じた様子でした。








座学②:「火について」
「火を使いこなせる動物は人間だけ。与えられた天からの恵み」
火起こしの成り立ちや火の起こし方の種類を学んだ。
1.舞切りによる着火
 木と木と擦ったときに出る摩擦熱による着火として、伊勢神宮で使用 されている実物の「舞切り」を使って、着火までの様子を実演。
(舞切りのキリはクヌギ、受板はヒノキ)
もっとも簡単な「モミ切り」(釣竿を加工して、キリとして「紫陽花の木」を付けたもの)での実演も行った。
2.拡大鏡による着火
 拡大鏡を使って、黒い紙に着火させた。10秒も経たないうちに着火し、子どもたちは太陽光の熱のすごさに初めて気づいた様子だった。
 色を変えて着火するまでの時間も比較した。
3.火打石による着火
 仏具屋で販売されている「火打ち石」と「火きり具」を使って、火花をホクチに飛ばして着火させた。
4.ホクチの作り方
 蓋つきの空き缶に、タオルやガーゼを入れて、ガスコンロで蒸し焼 きにして、炭化させたホクチを作った。
5.太陽光を使ったオーブン
 太陽光オーブンを使った、卵焼きやステーキの作り方を学んだ。
6.メタルマッチ(マグネシウム棒)による着火
 三隅講師特製のメタルマッチによる着火は、一瞬でホクチに着火。
 火花の凄さに子どもたちはびっくり。
 子どもたちにもメタルマッチを配布し、午後から屋外で、火起こしを学んだ。









13:30 実技:「メタルマッチの使い方と取扱いの注意」
猛暑対策として、玄関そばのワーキングスペースにターフを張って、その中で講座を行った。配布されたメタルマッチを使って、着火方法を学んだ。
小学2年生の女の子は、力が足りないのか、なかなか着火せず、苦労していたが、講師のアドバイスを受け、着火できた時には大喜びだった。
ホクチには、麻、ティッシュペーパー、綿花などを使い、それぞれの着火したときの様子や「焚火」の仕方についても学んだ。







15:30
講座終了後、保護者を交えて、メタルマッチがマグネシウム棒でできており、可燃性が強いことから、火事の危険性があることを説明し、家庭内では保護者が管理保管しておくように注意した。
解散前に、燻製箱を開けると、燻製がいい色合いで仕上がっており、パックに詰めて、お土産にさせた。子どもたちは両手で、うれしそうな顔をして帰宅した。






速報レポート1 参加者募集の案内 
速報レポート2 講座1:火起こしの技術と燻製づくりを学ぶ①
速報レポート3 講座1:燻製づくりと火起こしの技術を学ぶ②
速報レポート4 講座2:大工さんが教えるノコとカナヅチの使い方
速報レポート5 講座3:自転車屋さんが教えるパンクの修理と分解整備
速報レポート4 講座4:釣り名人が教える魚の釣り方
速報レポート7 講座5:板前さんが教える「包丁の砥ぎ方・魚のさばき方」
速報レポート8 第6講座「夢を叶えるライフサイクルプランの作成」

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