NO団体名主な企画内容
28 上丹生プロジェクトK(滋賀県) 「子どもと、かつて子どもだった大人が一緒に「ツリーハウス」と「炭焼き」にチャレンジ」
里山をフィールドに、独自の発想でツリーハウスを作る。また、炭焼きのほか、地元の人的・自然的資源を最大限に活用した自然体験活動をおこなう。

「子どもと、かつて子どもだった大人が一緒に『ツリーハウス』と『炭焼き』にチャレンジ」 [7/21]

日  時:
場  所:
参加者:
2008年7月21日(月)10:00〜13:00
地元上丹生の松尾寺山
緑の少年団より 小学生41名、役員さん含め大人10名

「緑の少年団」は、森や緑を守る活動や地域での奉仕活動を通して、子どもたちの心豊かな成長を目的として結成された全国規模の団体です。
上丹生でも平成17年度からこの団体に参加し活動を行っています。
過去には地元の里山や松尾寺山を活動の場として、木に名前を付けたり、植林をしたり、シイタケの菌打ち等を体験しながら、自然とのふれあいを大切にした活動を行っています。また、上丹生の春を彩るチューリップ畑の球根の掘り起こしや、秋の球根植え付けには毎年大きな助けとなっています。

 <活動内容>

・手づくりの巣箱を作り松尾寺山の木に設置
・昨年植えた紅葉の木に添え木を付ける

 <レポート>

今回の活動を皮切りに、今後炭焼きやメインのツリーハウス製作へと進んで行きますが、極力子供たち自身の自主性を尊重したいと考えています。
形だけの作業ではなく、作業している事の意義や目的を説明し(どこまで理解してくれるかは未知数ですが・・・)、大人は周りから怪我の無いように見守り、助けが必要な場合だけ手を貸す様にしたいと考えています。そんな中での今回の巣箱作りでした。

じれったくて思わず手が出そうな気持ちをグッと抑える中、慣れない金槌を使っての巣箱の組み立て作業が行われました。
低学年の子供は、先輩の団員や大人の助けを借りながら組み立て、最後に自分の名前を巣箱にサインして完成です。そしていよいよ木の上へ取り付け作業です。

しかしここで問題が発生しました。ハシゴに登れない???
まず先輩格の小学6年生の子供が先頭をきってハシゴに登りましたが、3メートル程登った所で動けない状態になり仕方なく引き返す事になりました。すると見ていた小学3年生の子供が“僕が行く”と見事に6メートルまで登りVサイン。するとさっきは登れなかった6年生が再度チャレンジし、今度は登り切り心なしか控えめのVサイン。
よほど悔しかったのかも知れません。

製作者の名前を書き込んだ思いのこもった巣箱が設置され、来春には新しい命の棲み処としてその役目を果たしてくれる事でしょう。
その姿を子供たちが見に来てくれる事を願います。

 <感想・反省>

・地元の山にいる鳥の種類やその名前を含め、少しでも自然に対する興味を持ってくれた事が何よりの成果でした。
・製作に当たっては普段めったに使う事の無い道具での作業で、見ていて危なっかしい所も有りましたが
 お互いに助け合いながら楽しんでやっていました。
 ハシゴ登りについても経験が無いだけで、最初は怖がっていても一度経験してしまうと
 見ている方が心配になる位高い所まで平気で登る子も出てきました。
・ついつい大人が手を出し過ぎる傾向や、危ないからとやる前に止めてしまう事は他の活動でも見受けられます。
 特に今回の小学生といった小さな子供たちの活動では安全面で大人が配慮する事は当然ですが
子供のチャレンジ精神や好奇心を手や口を出さないで見守る事の重要性を感じました。
・一方で集中力に関しては、特に高学年になるに従って続かない事も改めて感じました。
 特に長時間の活動では、今後メニュー作りにも工夫が必要になるかと思います。



子どもと、かつて子どもだった大人が一緒に「ツリーハウス」と「炭焼き」にチャレンジ 実施レポート(1)
子どもと、かつて子どもだった大人が一緒に「ツリーハウス」と「炭焼き」にチャレンジ 実施レポート(2)
子どもと、かつて子どもだった大人が一緒に「ツリーハウス」と「炭焼き」にチャレンジ 実施レポート(3)
子どもと、かつて子どもだった大人が一緒に「ツリーハウス」と「炭焼き」にチャレンジ 実施レポート(4)
子どもと、かつて子どもだった大人が一緒に「ツリーハウス」と「炭焼き」にチャレンジ 実施レポート(5)
子どもと、かつて子どもだった大人が一緒に「ツリーハウス」と「炭焼き」にチャレンジ 実施レポート(6)
子どもと、かつて子どもだった大人が一緒に「ツリーハウス」と「炭焼き」にチャレンジ 実施レポート(7)
子どもと、かつて子どもだった大人が一緒に「ツリーハウス」と「炭焼き」にチャレンジ 実施レポート(8)

プログラム検索に戻る