NO団体名主な企画内容
40 山陰海岸国立公園 鳥取砂丘ビジターセンター(鳥取県) 「ちびっ子砂丘探検隊2023」
地域の児童を対象に、砂丘特有の自然を感じる活動やスノーケリング、カヤックなどを実施。活動自体は“楽しむ”ことに重点を置き、子どもたちが「楽しむ→好きになる→自ら学ぶ」ことのきっかけづくりとなることを目指す。

速報レポート1 アイスブレイク・砂丘学習・サンドボード&そり体験・まとめ学習

活動日: 2023年6月18日(日)
活動場所: 鳥取砂丘および鳥取砂丘ビジターセンター
参加人数: 小中学生 31 人 / 大人 9 人 / 指導者 6 人 / 合計 46 人
活動内容

 9:00~ 9:25   受付
 9:25~ 9:30   挨拶
 9:30~10:00  アイスブレイク
10:00~10:30  チーム旗作り
10:45~12:15  砂丘散策学習
12:15~12:35  風紋発生風洞装置実験見学
12:35~13:15  昼休憩
13:15~13:45  まとめ学習
13:55~15:20  サンドボード&そり体験
15:25~15:40  着替え・休憩
15:40~16:25  まとめ学習
16:25~16:30  挨拶・解散


アイスブレイク
 初対面で緊張し切っている参加者の心を解きほぐすために行うレクリエーション。過去に鳥取砂丘での自然体験活動をサポートした経験を持ち、本イベントでも毎回お世話になっている鳥取市レクリエーション協会コーディネーターの塚田比香里氏へ講師を依頼。“ちびっ子砂丘探検隊の誓い”として活動中の約束も確認。
 人数が多く名前が覚えきれないとの感想が多かったため、学年ごとや当日活動するグループごとなど参加者間で共通点や名前を認知できる内容、かつ活動時間を長めに設定する等の改善が必要と感じた。



チーム旗作り
 チームの結束を深めるために行うチーム旗作り。布にみんなで決めたチーム名や、メンバーの名前を書いたものをリーダー(アルバイトスタッフ)が常に持ち、1日活動を行う。
 今年度は参加者の人数が多く、一般観光客との区別を容易に行えるようチームカラーのリストバンドを着用させて活動を行った。実際、当日は観光客も多かったためリストバンド効果的であったが、慣れないリストバンドに参加者からは「取りたい」といった声が多く上がった。チームマーカーは必要だが、見直しも必要であると感じた。

鳥取砂丘散策学習
 第一回最初のプログラムは、砂丘散策学習。鳥取砂丘でのガイド活動の柱を築き上げ、鳥取砂丘を舞台に自然体験イベントを多数実施していた経歴のある音田研二郎氏(共催:一般財団法人自然公園財団鳥取支部 前所長)へ講師を依頼。地形や砂の模様、植物観察のほか、砂の表面温度の計測や砂の斜面角度の計測などさまざまな実験を交えて楽しく散策をした。当日は鳥取県内に熱中症警報が発令されており、砂丘内も非常に暑かったため、時間を短縮し早めに拠点へ帰着した。




風紋発生風洞装置実験見学
 砂の上にできる波模様『風紋』がどのようにして出来るのかを紹介する、観光客にも大人気のメニュー。世界に一台しかない装置を使って、実際に砂丘内で見てきたばかりの『風紋』の不思議をスタッフが子どもにも分かりやすく解説した。風紋ができる条件、見やすい時間帯などの説明を、参加者は興味津々に見入っていた。



アクティビティ体験(サンドボード&そり)
 実施は鳥取砂丘サンドボードスクールの前田靖志氏。砂丘形成に欠かせない海からの風や、自然が作り上げた傾斜を体感しながら、砂丘ならではの自然遊びを行った。昨年度までは怖がって滑りたがらない参加者が多かった印象だが、今年度は全員が積極的にプログラムを楽しんでいた。学生スタッフや参加者同士でソリを楽しみ、中にはボードで迫力満点の砂の大斜面を体感した参加者もあった。







まとめ学習
 休憩を挟んで、一日の活動や学びを振り返るまとめ学習を行った。各自が活動内容の記録・感想を用紙に記入し、スタッフが準備した当日の写真を貼ったりイラストを描いて思い思いに仕上げた。参加者が記入に迷わないよう、今回も学生スタッフには傍でヒントを出す等、作業のサポートを行ってもらった。




子どもたちの感想

☆今日初めて知ったこと、びっくりしたこと

  • 石や物があると風で砂が動いてすりばち(地形)ができることをはじめてしった
  • ヒトコブラクダとフタコブラクダのみわけ方と違いを知りました
  • 風紋の3つの条件①砂がさらさら②風が5~10m/s③砂の重さがばらばら
  • わからない名前の植物があったら「はま」をつけたらいいんだよとじろけんが言っていました。おもしろいなあと思いました。
  • うさぎはキツネにおそわれないために植物がない広い場所でうんちをすることをはじめて知りました。
  • 寒いところで生まれたらくだは毛がたくさん生えていて、あついところで生まれたらくだは毛が短いのをはじめて知った。
  • すりばちの砂の角度をはかったら32~34度でした。砂はつもるとだいたいこの角度になると聞いてびっくりしました。
  • コウボウムギは根っこがしっかりしていて砂をつかんでいること
  • 日光が当たっている砂はとてもあついけど、下の方の砂はふつうの温度でしめっていました。

☆砂丘内で発見したもの

  • ありじごくをはじめて見ました。砂とおなじ色をしていました。
  • 絶滅危惧種のヤマトマダラバッタをみつけました
  • 2しゅるいのラクダがいました。人が乗っていました。ぼくも今度のりたいです。
  • いろいろな動物の足あとを見ました。もぐらの穴もありました。シカ、イノシシ、ウサギ、キツネ。
  • じゅうのたまをみつけたひとはすごいとおもいました

☆サンドボード

  • ちょっとスピードが速かったけど楽しかったです。でこぼこな所もすべってみたらおしりがいたかったけどもっと楽しかったです。
  • はじめてのときはちょっとこわいなーと思ったけど、すべってみたら楽しかったです。りゆうはスリルがあるからです。
  • 空と海と砂のあわさった景色がサイコウでした。



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