NO団体名主な企画内容
40 山陰海岸国立公園 鳥取砂丘ビジターセンター(鳥取県) 「ちびっ子砂丘探検隊2023」
地域の児童を対象に、砂丘特有の自然を感じる活動やスノーケリング、カヤックなどを実施。活動自体は“楽しむ”ことに重点を置き、子どもたちが「楽しむ→好きになる→自ら学ぶ」ことのきっかけづくりとなることを目指す。

速報レポート2 アイスブレイク・山陰海岸ジオパーク学習・いきもの観察会・スノーケル体験

活動日: 2023年7月23日(日)
活動場所: 鳥取砂丘および鳥取砂丘ビジターセンター
参加人数: 小中学生 26 人 / 大人 18 人 / 指導者 9 人 / 合計 55 人
活動内容

 9:00~ 9:25   受付
 9:25~ 9:30   挨拶
 9:30~10:10  アイスブレイク
10:20~10:45  バス移動
10:45~12:10  海と大地の自然館 ジオパーク学習
12:15~12:40  昼食休憩
12:40~13:00  トイレ・着替え
13:10~15:10  いきもの観察会・スノーケル体験
15:30~16:20  シャワー・着替え・休憩
16:30~17:00  バス移動・解散

アイスブレイク
 初対面で緊張し切っている子どもたちの心を解きほぐすために行うレクリエーション。過去に鳥取砂丘での自然体験活動をサポートした経験を持ち、本イベントでも毎回お世話になっている鳥取市レクリエーション協会コーディネーターの塚田比香里氏へ講師を依頼。“ちびっ子砂丘探検隊の誓い”として活動中の約束も確認。
 前回の活動では人数が多く名前が覚えきれないとの感想が多かったため、まずは当日活動するグループ内で名前や共通点を認知できるよう、自己紹介の要素があるゲームに時間をとり、親睦を深めた。




バス移動
 鳥取砂丘地域以外の山陰海岸国立公園・ジオパークを体験してもらうことで、新たな地元の魅力を知ってもらいたい。今回は参加者の子どもだけでなくその家族の参加も受け入れ、本活動を保護者にも体験してもらう機会とした。鳥取砂丘ビジターセンターからバスで約20分の距離にある浦富海岸(鳥取県岩美町)を舞台に学習を実施。計画段階では現地集合・解散の予定だったが、参加人数が多く現地施設や一般客に迷惑がかかる可能性があったため、急遽大型バスを利用することとなった。路線バスと違って移動時間の短縮ができただけでなく、歌を歌ったり、簡単なゲームをしたりと楽しく移動時間を過ごしていた。



海と大地の自然館 ジオパーク学習・3Dシアター鑑賞
 山陰海岸ジオパークの中核拠点施設のひとつである海と大地の自然館の館内解説を実施。講師は昨年に引き続き小矢野悠造学芸員と、アシスタントの久野翼専門員。山陰海岸ジオパークの価値や見どころ、また山陰海岸ジオパークエリアに生息する様々な生きものについての紹介をしていただいた。普段なかなか聞けない砂丘地域以外の解説に参加者は興味津々な様子だった。その後は3Dシアターの鑑賞。専用グラスを装着しての映像鑑賞は臨場感満載だったようで、非常に楽しそうであった。最後は館内自由見学。水槽に入った生きものを観察したり、化石や岩石のレプリカを触ったりと、有意義な時間を過ごした。





いきもの観察会・スノーケル体験
昼食後、班ごとに観察道具を用意し、各自ライフジャケットを着用して海と大地の自然館から徒歩で約10分程度の場所にある熊井浜でいきもの観察会を行った。少々険しい山道を進むことにはなるが、熊井浜は地元の人しか知らないプライベートビーチ。準備体操の後、スノーケルマスクを装着し、30分程度のスノーケルレクチャーを行った。その後は小矢野氏の説明を聞きながらゆっくりと水に体を慣らしながら海へ。参加者は皆、今年初めての海で非常に楽しそうであった。『小さな魚やウニがたくさん見えた!』『気持ちよかった!』と充実した時間を過ごせたと感じられる感想を多く聞いた。いきもの観察会は学年別にグループで実施し、その後のスノーケルは参加者の自由意思で少々深さもある場所へ移動し行った。浅瀬での活動を選択した子どもは引き続きいきもの探しを楽しんだ。
今年度は参加人数が多かったため、小矢野氏の勧めで地元の「岩美ライフセービングクラブ」からライフセーバー2名の派遣を依頼した。日頃砂丘がメインフィールドの運営サイドには海でのリスクや知識が十分でない為、見守りの目があったことでアルバイトスタッフも運営も子どもたちとの活動に集中できた。







スタッフの感想

  • 水難事故が各地で相次いで発生する中、安全に活動をやりきらなければならないという思いで、スタッフ側はかなり神経を消耗した。
  • 常に熱中症のことばかり心配していたが、海の中に入っていて寒くなったという参加者がいて、対応に戸惑うことがあったが、保温用のジャケット等の準備もしていたので良かった。
  • 朝の時点では海に入りたくないと言っていた子ども達も、実際その時になってみると海に入って楽しそうに生き物を観察して活動を楽しんでいたのでよかった。



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■別年度のレポート
2020年度 ちびっ子砂丘探検隊2020 実施レポート

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