NO団体名主な企画内容
40 山陰海岸国立公園 鳥取砂丘ビジターセンター(鳥取県) 「ちびっ子砂丘探検隊2023」
地域の児童を対象に、砂丘特有の自然を感じる活動やスノーケリング、カヤックなどを実施。活動自体は“楽しむ”ことに重点を置き、子どもたちが「楽しむ→好きになる→自ら学ぶ」ことのきっかけづくりとなることを目指す。

速報レポート4 ジオパーク学習・和紙漉き体験・企画展示見学

活動日: 2023年8月27日(日)
活動場所: あおや和紙工房(鳥取市青谷町)
参加人数: 小中学生 28 人 / 大人 19 人 / 合計 47 人
活動内容

13:30~13:55  受付
13:55~14:00  挨拶・講師紹介
14:00~14:50  ジオパーク学習 ⇔ 和紙漉き体験
14:50~15:00  トイレ休憩・移動
15:00~15:50  ジオパーク学習 ⇔ 和紙漉き体験
15:50~16:00  企画展示見学
16:00~16:05  記念撮影
16:05        挨拶・解散

あおや和紙工房
今回の活動拠点は山陰海岸ジオパーク最西端の青谷エリアにある「あおや和紙工房」。1200年を超える歴史があるといわれる因州和紙を紹介する展示ギャラリー、ショップ、体験工房を備えた施設である。青谷地域でのジオパーク体験は新型コロナウイルスによるイベントの中止が重なり、実施には至っておらず、ちびっ子砂丘探検を催して以来、初めて訪れるエリアでの活動であった。現地集合・現地解散の親子参加回とし、イベント後には保護者とギャラリー見学、買い物を楽しむ参加者の姿も見られた。

ジオパーク学習
青谷上寺地遺跡展示館の森佳樹館長を講師として招聘し、因州和紙の歴史、なぜ青谷エリアで和紙作りが盛んになったのかをお話いただいた。小学校低学年から大人までという幅広い参加者層を対象にした少し難しめの内容だったが、子どもたちは熱心にメモを取ったり、初めて知る歴史的事実に驚きのリアクションを見せてその場を和ませたりと、非常に実りある時間となったようだ。



 和紙漉き
 あおや和紙工房のスタッフによる解説を受け、植物を和紙にするまでの工程を学んだ後、A4サイズの和紙漉きを実際に体験した。とろみのある植物繊維の溶けた水を専用の木枠を使ってすくい上げ、上下左右に動かし水を落とす作業は「思ったより重たい、大変」との感想が多くあった。水を落とした後は飾りつけ。準備してある様々な色や質感の和紙を自由に使って各自が装飾を行った。
その後の和紙の乾燥に係る作業工程は人数と時間の関係で施設スタッフが行ったが、体験前にしっかりと解説をしてくださっていたおかげで、子どもたちも楽しそうに自分の和紙が出来上がっていく様子を見守っていた。熱鉄板で一気に乾燥させる機械には、参加者が飾りつけた色とりどりの和紙が並び、約5分ほどの乾燥時間で完成し、参加者にオリジナル和紙が手渡された。











活動のまとめ
 人数の関係で順番が前後する参加者もあったが、和紙の歴史を学び、和紙ができるまでの工程を学んだ上で実際にものづくりが体験できる、内容の濃いプログラムとなった。ジオパーク学習の後、保護者から講師の先生に直接「非常に面白いお話が聞けました」とのお声がけがあったり、親子で楽しそうに和紙を作り上げていく様子を見て、会場アクセスを考慮して親子会としたものの、親子会として開催してよかったと実感した。ジオパーク学習、和紙漉き体験の後は、常設ギャラリーと企画展の因州和紙写真展を見学させてもらい、解散後もショップで和紙の雑貨を見て保護者と買い物を楽しむ子ども達の姿が見られた。






速報レポート1 アイスブレイク・砂丘学習・サンドボード&そり体験・まとめ学習
速報レポート2 アイスブレイク・山陰海岸ジオパーク学習・いきもの観察会・スノーケル体験
速報レポート3 アイスブレイク・工作体験・砂丘俳句教室・ナイトウォーク・まとめ学習
速報レポート4 ジオパーク学習・和紙漉き体験・企画展示見学
速報レポート5 アイスブレイク・カヤック体験・除草体験・砂丘散策学習・砂の美術館見学
速報レポート6 アイスブレイク・ビジターセンター展示見学・遊覧船・砂丘ミッションゲーム・まとめ発表

■別年度のレポート
2024年度 ちびっ子砂丘探検隊2024 実施レポート
2020年度 ちびっ子砂丘探検隊2020 実施レポート

プログラム検索に戻る