NO団体名主な企画内容
43 山陰海岸国立公園 鳥取砂丘ビジターセンター(鳥取県) 「ちびっ子砂丘探検隊2024」
地域の小学3~6年生を対象に、砂丘特有の自然を感じるサンドボードや、隣接する海岸でのスノーケリングなどを実施。活動自体は“楽しむ”ことに重点を置き、子どもたちが「楽しむ→好きになる→自ら学ぶ」ことのきっかけづくりとなることを目指す。

速報レポート3 鳥取砂丘に新スポット続々?砂丘西側エリアと星空満喫プログラム

活動日: 2024年 8 月 4 日(日)
活動場所: 鳥取砂丘および鳥取砂丘ビジターセンター
参加人数: 小中学生  15人 / 大人  8人 / 指導者  6人 / 合計 29人

<活動内容>
 今年4月にオープンした新しいキャンプ場「ヤマタ鳥取砂丘ステイション」の見学、環境保全学習として鳥取砂丘の除草体験、昨年5月に50周年を迎えリニューアルした「アイエム電子こどもの国」見学、フリーサイトキャンプ場(ヤマタ鳥取砂丘ステイション)でバーベキュー、夜の砂丘で星空観察など、以下のとおり隊員活動を行いました。

 13:00~ 13:25  受付
 13:25~ 13:35  挨拶
 13:35~ 14:35  「ヤマタ鳥取砂丘ステイション」見学
14:35~ 14:55  チーム旗作り
15:10~ 15:45  除草体験
15:45~ 17:05  「アイエム電子鳥取砂丘こどもの国」見学
17:05~ 18:35  夕食休憩
18:35~ 19:50  砂丘散策、星空観察
19:50~ 20:25  まとめ学習
20:25~ 20:30  挨拶・解散

【「ヤマタ鳥取砂丘ステイション」見学】
 今回の活動は、続々と新たな施設の整備が進められている鳥取砂丘西側エリアを中心にプログラムを組みました。まずは、隊長の開会のあいさつから始まり、今年4月にオープンした新たなキャンプ場「ヤマタ鳥取砂丘ステイション」を見学させていただきました。鳥取県、鳥取市が所有していたキャンプ場と青少年宿泊研修施設を民間事業者の活力を導入し、一体的に整備され、総合窓口機能を有したリーズナブルな価格で宿泊できるゲストハウス「砂縁」、廉価で誰もが使いやすいフリーサイトキャンプ場「砂育」、美しい景色と星空、そして鳥取最大の地域資源である「鳥取砂丘の自然環境」を大いに活かしたグランピング施設「砂優」とリニューアルされた施設にこどもたちも深く興味を示していました。特にグランピングのドーム型テントは、初めて見学するこどもたちが多く、鳥取砂丘に綺麗な施設が完成していることに大変驚いておりました。



【チーム旗作り】
 今回結成したチームの結束を深めるため、各チームで旗作りをしました。チーム名を皆で決めて、メンバーの名前とともに布に書いて、リーダー(アルバイトスタッフ)が常に持ち、今日の活動を行うことになりました。また、“ちびっ子砂丘探検隊の誓い”という、活動中にみんなで守るべき約束も確認しました。



【除草体験】
 鳥取砂丘では、近年雑草の繁茂により砂の移動が減少して、美しい風紋や砂簾が見られにくくなっており、本来の「砂の動く生きている砂丘」の復活を目指し、平成16年度から県民の皆様の協力を得てボランティア除草を実施しています。昨年度は延3,057人と多くのボランティアが除草活動に参加されました。
 環境保全学習として、こどもたちにも鳥取砂丘の西側エリアで除草活動を体験していただきました。鳥取砂丘の外来草は広いエリアに繁茂しており、短時間でしたが、あっという間にたくさんの草をぬくことが出来ました。砂丘の保全の大変さと大切さの両方を体験できたと思います。



【アイエム電子こどもの国の見学】
 今回は鳥取砂丘の西側エリアにある、「アイエム電子こどもの国」を訪れました。昨年5月に開園50周年を迎え、ポケモンのサンドをモチーフにした「サンド公園」、障がいがある子もない子も一緒になって遊ぶことができる「インクルーシブ遊具」、全天候型屋根付きの空気膜でトランポリンのように遊べる「ふわふわドーム」とリニューアルとして、新たな遊具が整備されました。夏休み期間のイベントで、どうぶつとふれあいができるコーナーが設置されており、新しい遊具や乗り物で遊べるだけではなく、ポニーなどの動物にさわることができ、こどもたちのふれあい体験もすることができました。鳥取砂丘の長年親子に愛される憩いの場所として、鳥取砂丘こどもの国の魅力が更に高まったのではないでしょうか。



【バーベキュー体験】
 ヤマタ鳥取砂丘ステイションのフリーサイトキャンプ場「砂育」の炊事設備を使って、バーベキューを行いました。ヤマタ鳥取砂丘ステイションは、肉や野菜を地産食材にこだわっており、鳥取和牛や大山ポークなど鳥取の美味しい食材を炭火で焼き、食べたみんなも思わず舌鼓を打っていました。自分で焼いて食べると、更にとてもおいしく感じるのはどうしてでしょうか。火加減が強すぎたり、弱すぎたりして、うまく焼くのに苦労する場面もありましたが、野外調理を体験できました。



【砂丘散策&星空観察】
 鳥取砂丘西側エリアは、馬の背など観光スポットが多い、東側エリアと比べて観光客の入込みが少ないエリアです。観光客の入込みが少ないエリアならではの楽しみ方として、夕刻の砂丘に足を踏み入れて、静かな砂丘を体感してもらいました。鳥取砂丘で自然体験イベントを多数実施した経歴のある音田研二郎氏(共催:一般財団法人自然公園財団鳥取支部 元所長)に案内をしていただきました。静かな砂丘では耳をすましていると、いろいろな音をきくことができることがわかり、みんなおどろいた様子でした。また、日没後にだんだん暗くなってくると、何もみえなかった夜空に、星がひとつ、さらにひとつと見えてきました。少し雲があったため多くは見えなかったのが残念でしたが、星空観察にぴったりな場所で星を探すことを楽しむことができました。




【まとめ学習】
 一日の活動や学びを振り返り、まとめ学習を実施。こどもたち自身が、体験したことや感想を用紙に記入し、スタッフが準備した当日の写真を貼ったり、イラストを記入したりしました。今回も参加者が記入できるよう、アルバイトスタッフがサポートを行った。



<子どもたちの感想>
☆鳥取砂丘ステイションはどうでしたか
・キャンプ場のほかに、グランピングドームがあった
・ドームの中は涼しかった

☆こどもの国で印象に残ったこと
・どうぶつにさわったこと
・ヒヨコやハムスターをだっこした
・あおだいしょう、リクガメ、イグアナをさわれた

☆夜の砂丘はどうでしたか
・星をみつけた
・夜空がきれいだった
・静かにしていると、いろいろな音が聞こえてくる
・砂の上でねころんだのが印象に残った

☆わかったこと
・人工衛星が赤と白ではないこと
・白いかをとる船が、暗くなると増えてくる
・除草の草抜きは大変だった



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