NO | 団体名 | 主な企画内容
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山陰海岸国立公園 鳥取砂丘ビジターセンター(鳥取県) |
「ちびっ子砂丘探検隊2024」 地域の小学3~6年生を対象に、砂丘特有の自然を感じるサンドボードや、隣接する海岸でのスノーケリングなどを実施。活動自体は“楽しむ”ことに重点を置き、子どもたちが「楽しむ→好きになる→自ら学ぶ」ことのきっかけづくりとなることを目指す。 |
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速報レポート4 青谷かみじち史跡の学習と勾玉(まがたま)づくり
活動日: 2024年 8 月 18 日(日)
活動場所: 鳥取砂丘および鳥取砂丘ビジターセンター
参加人数: 小学生 9人 / 大人 13人 / 指導者 5人 / 合計 27人
<活動内容>
鳥取市青谷町で発見された青谷上寺地遺跡は弥生時代に日本海を行き交う人が集い、交易の拠点として賑わった港湾集落でした。遺跡からは中国や朝鮮半島からもたらされた土器や銅鏡などの金属製品も発見されています。弥生時代の歴史を知る上で重要な遺跡として、平成20年に国の史跡に指定されました。また、この遺跡に暮らしていた人びとの骨や脳、彼らが製作し、使用していた土器、石器、鉄器、木製の容器や農具、骨や角で作った漁具、美しい石やガラス製の装飾品など様々な道具が出土しています。この遺跡近くに令和6年3月にオープンしたばかりの「青谷かみじち史跡公園」を訪れ、発掘された出土品などの展示物や、この場所にあった弥生時代の集落や当時の人々の暮らしの学習。さらに、勾玉(まがたま)づくりの体験を行いました。
9:00~ 9:25 受付
9:25~ 9:40 挨拶、本日の予定の説明
9:40~ 10:40 史跡公園館内展示の見学
10:40~ 10:50 休憩
10:50~ 11:50 勾玉(まがたま)づくり体験
11:50~ 12:15 史跡公園屋外の見学
12:15~ 12:30 挨拶・解散
【挨拶・本日の予定の説明】
「青谷かみじち史跡公園」に集まった参加者たち。いつもと違う場所で、保護者の参加もあり、いつもと少し違う雰囲気でしたが、史跡公園のガイダンス棟の体験学習室で挨拶をして、本日の予定を聞いてから、活動を開始しました。
【青谷かみじち史跡公園 館内展示の見学】
まずは、ガイダンス棟の展示室を史跡公園のスタッフの方の解説を聞きながら、学習しました。当時の生活の様子を壁に描いたものや、当時の船を復元したもの、装飾品などを見ることで、弥生時代の人々の暮らしが想像できたのではないでしょうか。続いて、重要文化財棟に移動して、遺跡から発掘された出土品を見ました。木の器や土器などを見ることで、ほんとうにこの場所に弥生人が生活していたんだなと感じてもらえたかなと思います。
【勾玉(まがたま)づくり体験】
遺跡からも出土している、メノウやヒスイなどの貴重な石から作り出した勾玉(まがたま)。今回の活動では、当時とまったく同じではありませんが、石から勾玉を作る体験をしました。メノウやヒスイよりも柔らかい滑石(かっせき)のかたまりをもとに、サンドペーパーを使って、勾玉の形に仕上げていきます。柔らかいといっても石ですから、なかなか思い通りの形にならない子もありましたが、なんとか磨き上げました。さらに色付けをして紐を通して完成です。みんな、すばらしい出来栄えに感動していた様子が伺えました。
【史跡公園屋外の散策】
最後に、建物から出て屋外に出ました。史跡公園のスタッフの方から復元した高床式倉庫などを説明していただきながら見て歩きました。また、周りの地形や風景などを眺めて、弥生時代はどのようであったのか想像してもらいました。最後に地元食材をふんだんに使ったお弁当と青谷かみじち資料館のオリジナル品がプレゼントされ、参加した子どもたちは喜んでいました。一部の参加者は解散後も見学しておられました。
<子どもたちの感想>
☆館内をみて、どう感じましたか?
・人の骨をみてびっくりした
・昔のいろいろな道具がわかった
・弥生人の食べ物がわかった
☆勾玉づくりはどうでしたか?
・削るのがむずかしかった
・粉がたくさんできた
・なめらかにするのがむずかしかった
・色をつけたらとてもきれいになった
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