NO団体名主な企画内容
5 観音山丘陵の自然を守るネットワークの会(群馬県) 「カッパピア跡地を覗いて見よう! いたいた、こんな生き物が!」
高崎市観音山丘陵のカッパピア跡地で、探鳥会、里山整備体験、水辺の生き物調べ、昆虫調べ、池の周りの植物観察、トンボ調べなどの体験を行う中で、身近な自然を守るために何が必要かを考える。調査や考えだけで終わるだけでなく、公園設備作業に活かせるように工夫する。

「カッパピア跡地を覗いて見よう!いたいた、こんな生き物が!」 第4回レポート カッパピア跡地プール生き物調査活動報告

実施日:7月12日

 15名の子どもと高崎経済大学の学生さん5人、お父さん、会員、ご指導の方など総勢20数名でカッパピア跡地のプールと小川の生き物調べをしました。

 写真のように、プールには膝くらいまで水がたまっていて、冬でも枯れることがありません。オタマジャクシは居なくなっていましたが、網ですくってよ~く見てみるといろいろな生き物がいました。
 大学生もヤゴを初めて見て、びっくりしていました。
 プールの壁にはヤゴの抜け殻がたくさん。プールの上を飛ぶシオカラトンボも捕まえました。プールで育ったとんぼかな?
 ご指導くださった宮原先生に、ヤゴはお尻から水を吸い込んで腸で呼吸するということや、下あごを伸ばして餌を捕ることなど教えていただきました。

 全員がヤゴを見つけ、飼育してみたい子は家に持って帰ることにして、大事そうに入れ物に入れていました。他に、さかさま泳ぎのマツモムシやヤゴの餌になるユスリカの幼虫(アカムシ)、コミズムシなども確認しました。ヤゴの種類は、赤とんぼの種類だけでなく、ギンヤンマ、シオカラトンボ、ウスバキトンボもいるようです。

 プールだけでなく、小川の生き物も調べてみました。同じ水辺でも、流れる水のところでは、ヤブヤンマ、オニヤンマのヤゴがいました。他に、カワニナ、サワガニも発見。ヤマアカガエルの足が生えたオタマジャクシもいました。
 6月には、ホタルも観察したので、この小川の生き物が新しい公園になっても元気で住める水辺があるとうれしいです。工事のときには、お引越しさせないといけないかもしれません。
 今日の調査結果を市役所の方にお知らせして、みんなで相談したいと思います。