NO団体名主な企画内容
5 観音山丘陵の自然を守るネットワークの会(群馬県) 「カッパピア跡地を覗いて見よう! いたいた、こんな生き物が!」
高崎市観音山丘陵のカッパピア跡地で、探鳥会、里山整備体験、水辺の生き物調べ、昆虫調べ、池の周りの植物観察、トンボ調べなどの体験を行う中で、身近な自然を守るために何が必要かを考える。調査や考えだけで終わるだけでなく、公園設備作業に活かせるように工夫する。

「カッパピア跡地を覗いて見よう!いたいた、こんな生き物が!」 第七回レポート

実施日: 平成年10月4日

 10月4日カッパピアにおいて27名の親子の参加でトンボ観察会を行いました。
 初夏から夏には見られなかった赤とんぼの種類などが観察できました。
 トンボを捕まえるのはなかなか大変で、昔磨いた技を発揮するお父さんの姿が印象的でした。
 ギンヤンマを捕まえようと、プールの中で4〜5人が連携して捕獲する作戦を試みましたが、なかなかうまくいかず・・・・。子どもたちは悔しそうでした。蝶やカマキリ、バッタを見つける子もいて、短い時間でしたが有意義な観察会となりました。

 赤とんぼというのは、秋に赤くなって山から里に戻ってくるトンボたちの総称です。今回は、アキアカネ、ナツアカネ、マユタテアカネ、ノシメトンボ、ネキトンボ、ミヤマアカネ、ウスバキなど7種が見られました。プールで連結打水産卵している様子も観察できました。田んぼの管理が昔と違ってきたらしく、赤とんぼは減っているといわれています。
 昔、日本は「秋津島」(トンボの国)と呼ばれたそうです。日本には200種のトンボあり、群馬では94種います。里山を大切にして、トンボを守っていきたいものです。
 ヤンマの仲間でカトリヤンマも捕まえてその美しさにお母さんたちが感心していました。捕まえたり、じっくり生き物の姿を手にとって見たりという体験が自然を守りたいという気持ちの原点になるような気がしました。

観察した生き物

ギンヤンマ、カトリヤンマ、アキアカネ、ナツアカネ、ノシメトンボ、
マユタテアカネ、ネキトンボ、ミヤマアカネ、ウスバキトンボ、シオカラトンボ
モンシロチョウ、モンキチョウ、キタキチョウ、キタテハ、アカタテハ、
ヤマトシジミ、ウラギンシジミ、ツマグロヒョウモン、オオチャバネセセリ、
イチモンジセセリ
その他、カマキリ4種、バッタ、オニグモの仲間、クサカゲロウ、ナナホシテントウ、ミミズなど・・・・

 今回は、生き物の種類をご指導くださった葛生さんや坂本さんに教えていただきましたが、公園が完成したら、研修室にちょっとした図書コーナーを作っていただいて、自分たちで種類を調べるということができたらいいなと思いました。生き物の種類を調べるのはなかなかたいへんです。特に図鑑類を家庭に揃えることはかなり費用的にもたいへんです。こういうものこそ、公共の施設に揃えて欲しいと思っています。