NO団体名主な企画内容
5 観音山丘陵の自然を守るネットワークの会(群馬県) 「カッパピア跡地を覗いて見よう! いたいた、こんな生き物が!」
高崎市観音山丘陵のカッパピア跡地で、探鳥会、里山整備体験、水辺の生き物調べ、昆虫調べ、池の周りの植物観察、トンボ調べなどの体験を行う中で、身近な自然を守るために何が必要かを考える。調査や考えだけで終わるだけでなく、公園設備作業に活かせるように工夫する。

「カッパピア跡地を覗いて見よう!いたいた、こんな生き物が!」 第8回レポート

実施日: 平成年10月25日

カッパピアに関連した理科研究を2つ県の理科研究発表会で発表してきました。
発表した内容は
1)水の浄化について  水をきれいにしているのはだあれ?
2)カエルの調査  カエルの気持ちになってみた

1)水の浄化は、水の汚れについて考え、自然が水を浄化する仕組みを考えたものです。
 特に、藻は生えているときたない感じがしますが、実は、藻が栄養分(汚れ)を吸収し、その藻をいろいろな生物が食べるなどの生き物の力が水をきれいにしていることを、カッパピアや近くの金井沢の様子から想像し、緩速ろ過による浄水場の仕組みなどを参考に、実験などもして、考察しました。この研究は、高崎市立城山小学校の学校保健委員会のメンバーが行いました。
そもそも、毎年、委員会が行っている金井沢の水質調査で、上流のほうが汚く、下流の方がきれいだという結果が出ていました。これは、上流にゴルフ場があるせいですが、どうして、下流にいくときれいになるのかという疑問から行った研究です。
自然の水を浄化する力を大切にすることを学習しました。

2)カエルの調査は、カッパピアを含めた9箇所で丘陵地域と平野部のカエル調査をまとめ、絶滅危惧種が田んぼにいるはずのカエルに多いことに気づきました。絶滅危惧種も偶然、知り合いの家の池で発見されたり、いないと思われていたイモリを発見したり、有意義な調査となりました。カッパピアの跡地にできる公園には、カエルにやさしい池を作って欲しいなどと、カエルの気持ちになって、感想をまとめました。
 この調査は高崎市立城山小学校のエコクラブ自然探検隊メンバー5名によるものです。