NO団体名主な企画内容
44 越知町立越知中学校(高知県) 「学校博物館『越知町の生きもの』−調べて、まとめて、記録し、伝える−」
カエルの分析、哺乳類の講義、無人カメラ調査などから、野生生物への興味を喚起させるとともに、身近に生息する生物を知る事で地域愛、郷土愛の醸成をはかる。

第5回 「野生哺乳類調査のためのカメラ設置」

実施日 2010年7月12日(月) 14:00〜15:50

 生徒たちは横倉山自然の森博物館へ移動し、博物館の学習室で学芸員の方とNPO法人の研究者の方から、横倉山各所に設置する無人カメラの組み立て方、取扱方法の説明を受けました。動物の熱を関知すると自動でシャッターが作動するフィルム式カメラと、カメラを保護するケース、三脚を組み立てた後、観察中であることを示す札をケースに取りつけました。
 その後、学校のスクールバスに分乗し、博物館から続く車道へ入っていきました。車道から徒歩で奥へ入っていくことができるポイントごとに停車し、野生動物が通りそうな場所を見つけてカメラを設置していきました。
 横倉山は越知町にある標高800mの自然豊かな山で、平成17年度に初めて越知中学校の生徒が実施した調査では、18種類の哺乳類が確認されました。その後、毎年場所を変えながらの調査で、昨年度までに21種類の哺乳類が生息していることを確認してきています。今年の調査で、新たな哺乳類の生息を確認できることを期待しながら、各場所に順番に無人カメラを取りつけていきました。
 途中、大粒の雨が降り始め、全部で9台のカメラを取りつける予定でしたが、最後の1台は下山し、国道からの入り口付近に急きょ場所を変えて設置することにしました。およそ1ヶ月間カメラを設置し、次回の学習の時に結果を確認するようにしました。
 次回の総合的な学習の時間は、交通事故で死んだ哺乳類(タヌキやハクビシンなど)の解剖を理科室で行うということを確認し、この日の授業は終了しました。