NO団体名主な企画内容
15 福井県山岳連盟(福井県) 「『2011わくわく!ふくいの山探検隊』〜ふくいの山を親子で探検しませんか?〜」
沢登り探検、ロッククライミング等の子どもたちの冒険心をくすぐる活動。ビーコン(遭難者探索用発信器)を使った犯人探しゲームなどの遊びの中で、自然とのかかわりのすばらしさを体験する企画。

速報レポート

日 時:平成23年7月30日(土)~31日(日) 1泊2日
場 所:福井県吉田郡永平寺町 浄法寺山青少年旅行村キャンプ場周辺
参加者:小学2年生から6年生 13名(男6名、女7名) 大人 6名 計 19名
指導者:福井県山岳連盟会員 7名(うち日本体育協会公認山岳スポーツ指導員有資格者5名)
    
<活動内容>
〇開校式(7/30 9:10~25)
すっきりしない天気が続き、晴れ間を期待しながら雨の中、浄法寺山青少年旅行村に向かい、屋根付きのバーベキューハウスで開校式を行いました。今回、雨が降っていて、沢登りが心配ということで1家族(大人1名、小学生1名、幼児2名)が、当日欠席となりましたが、他の子供たちは雨も気にせず、これから始まる探検にわくわくしているように見えました。
開校式は、福井県山岳連盟会長のあいさつではじまり、班分けをして、隊長から今回の探検の内容を説明しました。

開校式風景

参加者一同

〇フォックスハンティングゲーム(7/30 9:30~10:30)
雪山登山の時に、雪崩などで雪にうまった人を助け出すために、うまった人をさがすのが「ビーコン」(遭難者捜索用発信器)です。今回、夜のバーベキューの前に行う「ソーセージづくり体験」の材料をもちさった犯人(フォックス:きつね)をこの「ビーコン」を使ってさがしだす「フォックスハンティング」をやりました。各チーム2名ペアーで協力しながら逃げる犯人をさがしました。一番早いチームは、女の子2名のチームで、約15分で犯人を見つけてくれました。
その後は、まだやりたいという子供たちの声が上がったため、今度は、その「ビーコン」をわからないようにかくして、それを見つけ出す「宝探しゲーム」をやりました。


ビーコンの電波を追って!

私たちもがんばろう!

〇沢登り(シャワークライミング)探検(7/30 11:30~14:00)
昼食後、太陽が顔を出し、沢登りには最適な天候になりました。ハーネス(安全ベルト)とヘルメットをつけて、いよいよ「まぼろしの滝」(高さ8m、幅2m)を登るのですが、“まぼろし”というくらいで、ほとんど人目につかない滝で、そこに行くまでにはガケを登り、沢の中に入りずぶ濡れになり、横たわる木々をジャングルジムのようにくぐっていかなければなりません。いよいよ本格的な探検の開始です。
やっとの思いで、まぼろしの滝に到着しましたが、そこには前日からの雨で増水した大きな滝がたちはだかり、人をよせつけない滝がゴウゴウと水を落としていました。子供たちはおじけづいたかと思いきや、水の冷たさをものともせず、果敢にシャワークライミングに挑戦していきますが、水の勢いに負けて、倒れたりしながら、それでも他の仲間たちの声援を受け、やっとの思いで全員が滝を登り切りました。


ハーネスとヘルメットをつけて出発!

ヤブをかきわけて!

木をくぐりながら!


水なんかに負けないぞ~!

滝修行は冷たいけど楽しい!

〇ソーセージづくり体験&バーベキュー(7/30 14:30~19:00)
沢登りでおなかが減ったので、自分たちで本格派のソーセージをつくりました。途中で皮が破けることもありましたが、みんなうまく作ることができ、バーベキューでおいしくいただきました。


おいしいのをつくるよ!

やっぱり手づくりはおいしい!

〇ナイトウォチング(7/30 20:00~20:45)
バーベキューの後、まだ眠くないという隊員たちはヘッドランプをつけて夜の森の探検に出かけました。真っ暗な森では、様々な虫や鳥の鳴き声もあり、興味津々でナイトウォチングを楽しんでいました。


夜の森なんかこわくないぞ!

〇ロッククライミング探検(7/31 7:30~10:30)
安全ベルトとヘルメットをつけて、最後の探検に挑戦だ~!ロッククライミングは、ロープをつけているとはいえ、落ちるとけがをします。隊員たちは、こわさを勇気でかきけして、高さ8mでほぼ垂直の岩場のロッククライミングにチャレンジしていました。簡単なルートと難しいルートの2本をセットしましたが、両方ともなんなく登ってしまう女の子もいれば、簡単なルートしか登れない子もいました。しかし、仲間の大きな声援で全隊員が岩場を登り切って満足していました。


装備をつけてがんばるぞ~!

こんな岩なんかへっちゃらだ!

高いけどこわくないぞ!

〇閉校式(7/31 10:40~11:15)
2日間の探検が終わり、冷えたスイカを食べてから、子供たちには簡単な感想文を書いてもらいました。みんな、すべての探検に満足しているようで、まだまだやりたらないという感じでした。
閉校式では、修了証書、参加賞(チキンラーメン、記念メダル、記念ストラップ等)を全隊員に渡し、最後は隊長からのみんなへのお願いで、この「2011わくわく!ふくいの山探検隊」を終了しました。
お願いとは、「山は仲間との助け合い、思いやりがないと登れません。この2日間の探検でそのことは十分に体験できたと思うので、家でも、学校でも、その助け合いと思いやりを忘れないでほしい!」


探検のあとのスイカはGood!

楽しかった思い出を!

修了証書、参加賞をゲット!



■別年度のレポート
2022年度 「失われた登山道をさがそう!探検チャレンジ・キャンプ」 実施レポート
2021年度 「地図にない道を歩いて自分だけの地図を作ろう!冒険チャレンジ・キャンプ」 実施レポート
2020年度 登山技術で災害をのりこえよう!~防災チャレンジ・キャンプ~ 実施レポート
2019年度 「ふくい冒険満喫!レッツ!チャレンジ・クライミング」 実施レポート
2016年度 「福井元気国体をめざして!レッツ!チャレンジ・クライミング」 実施レポート
2014年度 「わくわく!ふくいの山探検隊」~県外の山で遠征探検をしよう in 鈴鹿石水渓谷!~ 実施レポート
2012年度 「わくわく!ふくいの山探検隊」~県外の山で遠征探検をしよう!~ 実施レポート
2010年度 わくわく!ふくいの山探検隊 〜ふくいの山を親子で探検しませんか?〜 実施レポート

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