NO団体名主な企画内容
33 NPO法人 すいた環境学習協会(大阪府) 「児童たちが校庭にミニ田んぼを作り「二毛作」と「地産地消」を実体験」
吹田市内の小学校、8校の5年生を対象に、校庭にミニ田んぼを作り、年間を通して稲作や玉ねぎの栽培を行い、授業で学ぶ「二毛作」や「地産地消」を実体験する。また、水田に集まる虫や鳥の観察や調べ学習など、学びが拡がる体験活動を実施。

速報レポート 7

日  時  10月1日~10月4日
場  所  吹田市内小学校 8校 桃山台小学校 他
参加者  各校 5年生一部の児童  23クラス  約130人

稲穂がよく実り、おじぎをしてきた
田んぼの水を落とす、もうすぐ稲刈りだ
天日干しの稲木として使用するためのに間伐竹を準備
社会科の授業で田んぼの観察学習
乾燥保存していた玉ねぎで、から揚げ給食

活動内容

1.田んぼの水を落とす作業を実施
(1)6月中旬に植えた稲は、児童たちの愛情をいっぱい受けて大きく生長した。稲穂もよく実り重たくて、おじぎをしてきた。稲刈りのため、田んぼの水を落とす作業を各クラスの一部の児童たちと一緒に行った。
 はい水口に敷いていた肥料袋をとりのぞき、止め板をはずして田んぼの水をぬいた。チョロ チョロとだしていた給水のための水道せんも止め、ゴムホースやブロックも片づけた。
(2)10月17日から22日にかけて、8校の小学校で稲刈りと天日干しの体験学習をすることに  きまった。


はい水口の止め板をはずした 南山田小学校

はい水口の水落とし作業 高野台小学校

はい水口の水落とし 藤白台小学校

(3)天日干しに使用する稲木は、丸太の木のかわりに竹林整備によりでた、間伐竹を使用することにした。吹田市内の第8緑地の竹林より各校に必要本数をトラックで運んだ。


竹林の間伐竹の切りだし 第8緑地

間伐竹を学校へ搬入 桃山台小学校

搬入を教頭先生も手伝った 東山田小学校

2.津雲台小学校では、
10月3日に5年生の児童たち約70人が社会科の授業で、田んぼの観察学習を行った。実ってきた稲穂や分げつした株を手でさわって観察したり、また、カマキリやバッタ・イナゴなどをつかまえて大さわぎしていた。その中で、特に児童たちが興味と好奇心をもったのは、稲の株がなんでふえたのか不思議でならないようだ?。調べ学習で、ぜひしっかりと理解してほしい。


あっ!あそこにカマキリが

あの白いしるがお米になっている!

うわあっ!すごく株がふえている

3.吹田東小学校で、
防鳥ネットの下のすき間からスズメが入り、約1m四方にわたり、たくさんのモミが食べられているのが見つかった。児童たちはすぐにネットをひもでとめ、スズメが入らないようにした。
児童たちの意見は、 
 「網の下の方をとめていなかったので、そこからスズメが入り食べたのだと思う。くやしいけれど、
みどりの少ない町の中では、スズメも食べものがなくてかわいそう、スズメには少しぐらいあげてもよいけれど、カラスはぜったいだめ!。早く稲刈りをして食べたい。」


スズメに食べられた稲穂 吹田東小学校

スズメが食べたモミ 吹田東小学校

よく実った稲穂 千里たけみ小学校

4.桃山台小学校では、
6月に収穫して校舎ののき下に吊り下げ、乾燥保存をしていた玉ねぎを、10月10日の給食に、から揚げの料理でだすことにきまった。給食日には、全校児童に校内放送で、校内のミニ田んぼで栽培した玉ねぎであることや、地産地消の大切さと、栄養満点の玉ねぎの薬効成分などについても詳しく 説明する。

主催者の感想

多くの児童たちは、稲の株に興味をもち、好奇心がわいてきたようです。「田植えの時に、3~4本  しか植えなかった稲が、なんで15~25本にもなっているんだろう?」稲株のほりおこし作業の時に、実物をみて学習し、理解・納得してもらいます。



速報レポート1
速報レポート2
速報レポート 3
速報レポート 4
速報レポート 5
速報レポート 6
速報レポート 7
速報レポート8
速報レポート9

プログラム検索に戻る