速報レポート2 ~海が教えてくれること~ 1日目実施日時:2016年7月16日(土)
位置づけ
実施場所:千葉県鴨川市太海(宿泊場所:千葉県立鴨川青年の家) 参加人数:小学3年生~6年生 46名、指導員11名 「理科の修学旅行」は自然体験活動を通じて、身の回りの自然の中に潜む不思議な現象に触れ、身近な理科・科学に親しむ合宿型の理科教室です。過去4回実施してきましたが、今年度は「第一弾:海が教えてくれること(7月)」で海の自然に、「第二弾:山が教えてくれること(10月)」で山の自然に触れる二部構成で行います。海、山、そして両者を結ぶ川の、幅広い自然現象に触れ合い、これらのつながりを学べるプログラムです。本稿では、海の日にちなみ、千葉県は鴨川の海岸で実施した第一弾「海が教えてくれること」で初日の様子をご報告いたします。 1日目(7月16日) 眠い目をこすりつつ、期待に胸を膨らませながら、午前7:00、子供達が集合しました。集合場所でもしおりに目を通し、3日間の旅程に思いを馳せます。残念ながら体調不良のため、2名の参加者が当日キャンセルとなってしまいましたが、彼らの思いも乗せ、バスは柏の葉から鴨川へ旅立ちました。同じ千葉県内ですが、高速道路を使っても4時間の道のりです。到着後、荷物を部屋に入れ、入所式を終えて昼食を食べたら、いよいよプログラムの始まりです! 集合場所でもしおりを見ながら3日間で学べることをおさらいしていました。 はじめましての参加者同士やスタッフとも、バスの車内で打ち解けます。 【理科学習①:潮の満ち引きの観察】 班のメンバーで相談しながら柵を打っていきます。 3班にそれぞれ2本、合計6本の柵が海岸に並びました。 【理科学習②:漂流物から潮の流れを学ぼう】 次々とゴミを拾ってくる子供達。中には珍しいものもたくさん! 理科の学習のために行なったゴミ拾いは、もちろん海岸の清掃活動にもなっています。 海岸での活動を終えた後は、青年の家に戻って振り返り学習を行ないます。どんな漂着物が見つかったのか、他の班のメンバーとも共有し、分類していきます。もっとも多かったのはペットボトル、その次が漁業系のゴミ、などと次々に意見が飛び出します。フランス語やスペイン語、アラビア語などが書かれたゴミは見つからなかったことや、ビンや金属など重いものは少なくペットボトルなど軽いものが多いことに興味を持ち、今回扱ったプログラムの中ではもっとも地味で難しい内容にもかかわらず、自由研究にしたいと熱心に写真を撮影している姿も見られました。 回収した漂着物を宿舎の玄関先に並べて分類します。作業の中心はもちろん子供達。 漂着物を集めて終わりにするのではなく、プログラム終了後には振り返り学習会を行ないます。 【理科学習③ 天体観察】 3台の望遠鏡を調整して月と火星をのぞきました。 月や火星が雲間から抜けると、それまで真っ暗だった視界に像が見えるようになります。その瞬間を行儀良く並んで順番に待っていました。 満潮・干潮、天体観察など、時間帯によって体験できるプログラムは異なります。時間を十二分に使いつつ、どの時間にもそのタイミングに適したプログラムを行ないながら、座学も交え、スタッフも子供達も、頭と体をフル回転して学びました。でも、2泊3日の修学旅行は始まったばかり。ゆっくり休んで、また明日のプログラムに備えましょう。21:00就寝。 速報レポート1 速報レポート2 ~海が教えてくれること~ 1日目 速報レポート3 ~海が教えてくれること~ 2日目 速報レポート4 ~海が教えてくれること~ 3日目 速報レポート5 ~海が教えてくれること~ 自由研究相談会 速報レポート6 ~海が教えてくれること~ 自由研究コンテスト 速報レポート7 山が教えてくれること:事前学習会 ■別年度のレポート 2015年度 理科の体験農業 実施レポート 2014年度 理科の修学旅行 実施レポート プログラム検索に戻る |