NO団体名主な企画内容
30 京都市立朱雀第四小学校(京都府) 「こん虫パラダイス」
生き物がすみやすい学校づくりを通して、自然環境をみつめ、生き物との共生を考える企画。昔のようにホタルが飛ぶことを願って、紙屋川の清掃活動、校内でもホタルが飛ぶ環境になるようにビオトープを設計し、児童だけではなく地域と一緒に活動する。

速報レポート14 「親子自然探索会~大文字山・法然院の森~」

日時 8月2日(水)8:40~16:00
場所 京都市左京区鹿ケ谷法然院町 法然院森のセンター 善気山(大文字山)



 大文字山の麓の法然院まで,市バスで行きます。今日は,体調を崩した人もいて,児童8名,保護者2名,担当教諭2名の計12名です。浄土寺でバスを降りて,法然院森のセンターまで住宅街を歩きます。疎水まで少し上り坂です。「ちょっときついね」「山の近くや」「反対の端まできたんだね」おしゃべりをしていると森のセンターに着きました。お弁当などを置いていよいよ法然院の森に出発です。
 ダニ除けのため長そで長ズボンです。靴ひもにダニ除けスプレーもしました。




 参道で早速キノコを見つけました。キヌガサダケの赤ちゃんです。「キノコの女王」に成長した姿も見てみたいと思いました。
 「あっ!カタツムリ」




 学校の近くではこの頃カタツムリをみかけません。空気が汚れているのかもしれません。殻の端に赤い筋があります。それで「クチベニマイマイ」という名前だそうです。
 お墓のところから入ります。とっても小さなカエルを見つけました。
 タゴガエルの子供だそうです。かわいいカエルをみんなで見ました。これは,森のカエルで,「伏流水のところに卵を産むこと」や「オタマジャクシはエサを食べないで卵の時の栄養だけで小さなカエルになること」などを教えてもらいました。見つけたカエルは,カエルになって少し経ったものだそうです。カエルになりたては,もっと小さいのだと聞いてびっくりしました。




 大きな木の緑の葉っぱと同じ形の落ちている赤や黄色の葉っぱを探しました。葉をもんでみると,すうっとする匂いがします。「いいにおいがする」「お薬みたいなにおいや」みんなの感想です。この大きな木はクスノキで「お寺や神社にある大きな木」「春に葉を落とす」「これから樟脳を作るよ」と教えてもらいました。学校のあかしや果樹園にも大きなクスノキがあります。学校のみんなにも教えようと思いました。




 山に入っていきます。まずビョウタケを見つけました。画鋲に似た形だ!シロハツと次々キノコを見つけます。キノコの役目・働きが2つあるよと先生に教えてもらいました。植物や動物を分解して土に戻す「森のお掃除屋さん」のキノコ。キノコがいないと落ち葉や枯れ枝・動物のフンなどで地面に山ができてしまうそうです。もうひとつは,キノコと木がお互いに養分や水分をやりとりして助け合っている,共生しているキノコです。キノコが土から水分やミネラルなどを吸収して植物が大きくなるのを助けるし,キノコは自分で養分を作ることができないので,植物から栄養をもらうそうです。




 トカゲの赤ちゃんと出会いました。とってもきれいな模様でした。ヒグラシの鳴き声が聞こえます。抜け殻は学校で見かけるクマゼミと違って小さいです。木に止まっているヒグラシも見ました。カゲロウが飛んでいます。子どものアリジゴクの巣がありました。掘ってみましたが逃げられてしまいました。テンのフンを見つけたり大きなシロタマゴテングタケを見たりしました。ムササビの巣も見ました。




 森のセンターに戻って,お弁当を食べました。お昼からは,大文字山・法然院の森の生き物についていろいろ教えてもらいました。
 拾ってきた枝や木の実を使って工作をしました。




 自分で小刀やのこぎりを使って作りました。接着はホットボンドです。シカを作ったり,フクロウを作ったり,山で見つけた大きなミドリババヤスデを作ったりしました。最後に動く目玉を付けました。ヒートンを差し込んで,キーホルダーにした人もいました。
 作品を見せ合いました。どれも素敵です。大事に持ち帰ることにしました。
 楽しい1日でした。





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