速報レポート４　「摘果はとても大切なお仕事です。」

　春に人工授粉したりんごの花がつぼみをつけ、少しずつ膨らんできました。農家さんによっては、摘果の前に摘花の作業をするのですが、グリーン・ヒルズのりんご園を指導してくださっている農家さんは、花を摘まずに、実にエネルギーを送ってあげるという考え方のもと、りんごを育てています。りんごは花を摘んだあとに、もう一度花をつけようとエネルギーを使ってしまうようです。そのため、りんごが少し膨らんだこのタイミングで摘果を行います。
　一本の枝に５〜６個ある実（受粉の時に受粉しなかったものは膨らんでいません）の中から、一番成長が早く、大きなものを選んで残します。それ以外の実はパチパチと切ってしまいます。
「なんだか黙々とやっちゃうね」
「見れば見るほど摘んでいない実がきになっちゃう」
とすっかりハマってしまったみたいです。
　大きくて、栄養たっぷりの美味しいりんごに育てるために、この作業を根気強く続けていきます。

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