NO | 団体名 | 主な企画内容
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公益財団法人観音崎自然博物館ジュニア生物調査隊(神奈川県) |
「観音崎自然博物館 ジュニア生物調査隊」 「調査」、「資料の保管」、「絶滅危惧種」、「外来種」、「交流」、「発表」、「保全」という水生生物に関するキーワードを通して、生物や環境保全に関する知識、技術、経験を高め、継続的にスキルアップしていく企画。 |
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速報レポート5 合宿 in 千葉
実施日:2021年8月1日~2日
開催地:千葉県富津市および神奈川県横須賀市観音崎公園
参加者:小学生18名、ボランティアスタッフ5名、職員3名 合計26名
内 容
昨年から、観音崎自然博物館周辺ではこれまでほとんど記録のなかったトンボ類やゲンゴロウ類の発見が相次いていた(種名については未発表のため伏せさせていただく)。そして「これらの種はどこから来ているのか?」という疑問は、観音崎から海を隔てて7km先にある房総半島から飛んで来ているのではないか?と予想した子どもたちは、今年の合宿を千葉県富津市にすることにした。
横須賀の久里浜港からフェリーに乗り、僅か40分で千葉県富津市に到着し、徒歩で川と休耕田の調査をおこなった。子どもたちはアカテガニやベンケイガニなどがたくさんいる点で三浦半島との共通点を感じるとともに、三浦半島では珍しいアカハライモリやミズカマキリ、コオイムシなどが普通に見られる環境に驚いていた。また、観音崎で記録され、千葉からの飛来が予想されていたトンボ類も確認することができ、観音崎と房総半島の関連性について感覚的に深めることができた。
夜は観音崎に戻り、近くの旅館「東京湾」に宿泊した。また、観音崎公園で夜間調査も行い、ヒラタクワガタ、ノコギリクワガタ、コクワガタ、ヒバカリ等を観察した。
翌日は今回観察した生物を観音崎と千葉で分けてホワイトボートに書き出し、関連性や違い、今後の活動について話し合い(観音崎に田んぼをつくれば千葉の生き物が定着するのではないか?など)をして終了した。なお、前回と次回の活動は観音崎公園での調査であり、今回の合宿と連続したテーマになるように設定してある。
合宿を終えて、たった一泊でも子どもたちは目に見えて成長し変化した。ハードに設定した環境の中で人間性が見えてきて、そこでスタッフも子どもたち同士も、怒ったり、指摘したり、褒め称えたり、喜んだりする中で、スタッフが子どもたちのことを知る機会で、子どもたちがスタッフを知る機会で、子どもたち同士がお互いを知る機会になり人間関係が深まった。また、そんな環境下で、いつも虫のことしか頭になくマイペースだった子が仲間のために行動したり、普段大人しい子がアクティブなことをしたり、普段では起こらない行動を瞬発的にする子もいた。他にも去年までトップにいた6年生が中学部に移ったことにより、新6年生が頭角をあらわしたり、これまで各々マイペースに活動していた女子が同じ部屋で固まることで女子軍団を形成し始めたり、隊全体のカラーの変化も感じられた。
博物館からバスに乗って久里浜港へ向かう
大きなクロベンケイガニを採った
三浦半島では珍しいイモリがいっぱい!
広い休耕田で調査
この後、彼女は船の中でも食事中も寝る時もカナヘビを放さなかった。
ノコギリクワガタゲット!
ヒバカリを捕まえた!
房総半島をバックに博物館の庭で集合写真
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