NO団体名主な企画内容
13 公益財団法人観音崎自然博物館ジュニア生物調査隊(神奈川県) 「観音崎自然博物館 ジュニア生物調査隊」
「調査」、「資料の保管」、「絶滅危惧種」、「外来種」、「交流」、「発表」、「保全」という水生生物に関するキーワードを通して、生物や環境保全に関する知識、技術、経験を高め、継続的にスキルアップしていく企画。

速報レポート9 フィールド訪問 in 侍従川

実施日:2021年10月16日
開催地:神奈川県横浜市金沢区 侍従川
参加者:小学生24名、中学生8名、ボランティアスタッフ6名、職員2名 合計39名
内 容

 今回は横浜市金沢区を流れる侍従川で活動をおこなった。侍従川は、普段地域の市民活動である「ふるさと侍従川に親しむ会」が保全活動をしており、当館学芸員が子どもの頃から活動を続けているフィールドでもあり、過去にもコラボ企画をおこなっている。侍従川は1990年代前半まではドブ川と言われた都市河川だったが、市民活動により再生し、現在は多くの水生生物が生息する。今回ジュニア生物調査隊では復活した都市河川を体験することを目的としてフィールド訪問をおこなった。
 川ではチチブ、マハゼ、ビリンゴ、ウキゴリ、モクズガニ、テナガエビ等の水生生物が数多く採集され、都市河川にも関わらずこれほどまでに魚影の濃い川があることと、人の活動により川が復活することを体感した。また、ふるさと侍従川に親しむ会の「もう一度遊べる川に!」というスローガン通り(?)、10月の川でずぶ濡れになって採集をする子どもたちの姿は非常に逞しくすばらしかった。
 また、今回は小学生・中学生合同の活動であったため、小学生を相手に中学生が採集された生物の解説をした。将来観察会等をおこなうこともあると思うので、そのスキルを付けるための練習である。単純に知識を話すだけではつまらないので、面白く小学生が笑うような観察会をするように注文すると、ウキゴリとチチブを顔芸で表現したり、中学生なりに自分で体感して考えたことを話していたので非常に斬新で面白かった。小学生たちも大笑いしながら聞いていて盛り上がった。


活動の様子をインスタLIVEで生配信すると、隊員の保護者の方以外にもたくさんの方が視聴してコメントをくれる。


ビリンゴを採ったSくん


中学生がマハゼをたくさん採り自慢していた

10月はまだ夏だと言う

中学生が観察会(の練習)



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