NO団体名主な企画内容
50 宇検村立阿室小中学校(鹿児島県) 「世界自然遺産の島~奄美 阿室校区の川で幻のリュウキュウアユを探せ!」
生活科・総合的な学習、理科などの学校教育活動及び子供会や集落の方々との土日や長期休業中の社会教育活動として、校区にある3本の川の生き物調査を行い、水質や地形、ごみ問題にも目を向けていく企画。

速報レポート3 第1章~トムソーヤ―スクール企画コンテスト応募への活動開始(1)

活動日:令和3年5月8日(土)
活動場所:阿室小中学校内
活動人数:1・2年生 6人 指導者 2名

「阿室川探検隊~低学年もまずはゴミ拾い活動から」
 令和3・4年度の鹿児島県教育委員会環境教育指定校にもなり,4月から,本年度の環境学習も様々な取組みが始まりました。鹿児島県環境林務部から森林環境教育推進事業の委嘱を受け,「森林・林業の役割の大切さ」を木工体験や世界自然遺産登録の中核地である湯湾岳自然観察などを通して学びます。そして「世界自然遺産の島~奄美 阿室校区の川で幻のリュウキュウアユを探せ!」という活動タイトルを掲げて,このトムソーヤスクール企画コンテストへのチャレンジも正式にスタートです。
 5月8日(土)まずは,1・2年生が創意の時間で,阿室川探検に出かけました。昨年度の3・4年生が阿室川や阿室海岸に出向いての川の観察やゴミ拾い活動に取り組んでいたのを知っているので,出発前から興味津々でワクワクしている様子です。「お魚を見たことがあります!」「タンガー(テナガエビの奄美方言)をつかまえたい!」…という子どもたちの声に対して「今日は,しっかりと川を観察して,ゴミを拾って川をきれいにしよう。」という指導者(私)の声は,子どもたちの意欲や冒険心になんだか水を差すようで,申し訳ないような気がしました。
 しかしながら,まずはスタート。川沿いを歩きながら,川の流れや役割,安全面についてなどを知り,川原に降りて目に付いたゴミを拾いました。「はじめて川に入りました。」「川の水はつめたかった。」…学校の隣を流れている川で,登下校時にはいつも目にしているのに,安全面の指導から学校でも「川に入ってはいけません。」「危ないから,柵から身を乗り出して川をのぞき込まないようにしましょう。」と言って,身近な自然から子どもたちを遠ざけてしまっている現実。無関心にさせてしまっている現実。
 もちろん,川や海での遊びや野外活動は命の危険もあるので,子どもたちだけで入ることは勧められません。しかし,大人が目的と責任を持って,安全管理をした上で自然体験活動として川や海にふれあい,遊ばせ,学びの場にすることは,必要なことでしょう。人間は,様々な感覚を研ぎ澄ませて自然を体感してこそ,後々の人格形成の中で,自然を愛し,畏敬の念を持って自然と向き合えるのではないかと思います。


はじめて,かわらにおりました。おさかなもみえました。ちいさなゴミはたくさんありました。

つぎは,かわにはいっていきものをつかまえたいです。






速報レポート1 序章~トムソーヤ―スクール企画コンテスト応募のきっかけ(1)
速報レポート2 序章~トムソーヤ―スクール企画コンテスト応募のきっかけ(2)
速報レポート3 第1章~トムソーヤ―スクール企画コンテスト応募への活動開始(1)
速報レポート4 第1章~トムソーヤ―スクール企画コンテスト応募への活動開始(2)
速報レポート5 第2章~トムソーヤ―スクール企画コンテスト応募への活動を広げる(1)
速報レポート6 第2章~トムソーヤ―スクール企画コンテスト応募への活動を広げる(2)
速報レポート7 第2章~トムソーヤ―スクール企画コンテスト応募への活動を広げる(3)
速報レポート8 第2章~トムソーヤ―スクール企画コンテスト応募への活動を広げる(4)
速報レポート9 第2章~トムソーヤ―スクール企画コンテスト応募への活動を広げる(5)

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