NO団体名主な企画内容
50 宇検村立阿室小中学校(鹿児島県) 「世界自然遺産の島~奄美 阿室校区の川で幻のリュウキュウアユを探せ!」
生活科・総合的な学習、理科などの学校教育活動及び子供会や集落の方々との土日や長期休業中の社会教育活動として、校区にある3本の川の生き物調査を行い、水質や地形、ごみ問題にも目を向けていく企画。

速報レポート8 第2章~トムソーヤ―スクール企画コンテスト応募への活動を広げる(4)

活動日:令和3年8月18日(水)
活動場所:阿室川
活動人数:2年生1人 3年生1人 4年生1人 5年生1人 中学3年生1人 保護者1人  
     指導者(見守り) 1名
活動内容

「阿室川探検隊~夏休み自由参加企画 阿室川・阿室海岸で釣る!」
 夏休みも残すところ2週間余り。夏休みの宿題のラストスパートに忙しい子どもたちは,家から出ていない
のでは・・・と思いきや夕方,阿室川河口に子どもたちのにぎやかな声。上流で,カワセミの撮影が思うようにできなかった私がへこんで下って来ると出会ったのは,阿室集落の小中学生に,保護者の方,みんなで6名。河口でボラを釣り,それを生餌に大物を狙って河口付近の海で釣りを楽しんでいました。堤防の幅の細い上や消波ブロックの上を怖がることもせずに動き,釣りのポイントを変えて竿を投げる子どもたち。長い竿を上手に操る小さな子たちの姿に,学校では見られないたくましさを感じました。そして,我が子に,エサの付け方や竿の投げ方を教えるお父さん。自然と共にある生活が当たり前であり,集落の前に広がる海は,生業の場でもあり,遊び場でもあり,学びの場でもあります。
 自然は,子どもたちを育てます。自然と直に向き合う中でこそ,その素晴らしさも,怖ろしさも,犯すべからずの領域も実感できるのです。しかしながら,子どもたちにその体験をさせることは,責任を持って,自然体験を勧められる大人がいなくてはできません。自然と親しむとは名目だけで,河原や海岸で大騒ぎしてBBQを楽しみ,ゴミを散らしたまま帰るキャンパー。川の増水や海の離岸流,台風前後の強風に伴う高波などの自然の怖さを甘く見ての事故・・・。自然と共にある生活とはかけ離れた生活経験しかない大人は,自然を遠ざけることで安全面を強調するか,自然を軽んじることで危険を冒してしまうかになるのでしょう。
 残念ながら,大物狙いの子たちの竿には,私が見守る時間内では,青物やイカなどの釣果はありませんでした。2年生と3年生の保護者(お父さん)とお話をする中でも,「昔は,阿室川にもリュウキュウアユがいたという話は聞いたことがあるなあ。」とのことでした。「もしも,リュウキュウアユらしき魚影を見かけたら,教えてください。」と頼んで,その場を離れた私。
 その後,子どもたちからは,大物GETの話は聞かないので,この日は,ボラ釣りを楽しみ,大物釣りはボウズに終わったということでしょう。


ボラは大漁!狙いは,大物!


堤防も消波ブロックも物ともせずに,釣を楽しむ子どもたちと釣り方を教える保護者の姿





速報レポート1 序章~トムソーヤ―スクール企画コンテスト応募のきっかけ(1)
速報レポート2 序章~トムソーヤ―スクール企画コンテスト応募のきっかけ(2)
速報レポート3 第1章~トムソーヤ―スクール企画コンテスト応募への活動開始(1)
速報レポート4 第1章~トムソーヤ―スクール企画コンテスト応募への活動開始(2)
速報レポート5 第2章~トムソーヤ―スクール企画コンテスト応募への活動を広げる(1)
速報レポート6 第2章~トムソーヤ―スクール企画コンテスト応募への活動を広げる(2)
速報レポート7 第2章~トムソーヤ―スクール企画コンテスト応募への活動を広げる(3)
速報レポート8 第2章~トムソーヤ―スクール企画コンテスト応募への活動を広げる(4)
速報レポート9 第2章~トムソーヤ―スクール企画コンテスト応募への活動を広げる(5)

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