NO団体名主な企画内容
50 宇検村立阿室小中学校(鹿児島県) 「世界自然遺産の島~奄美 阿室校区の川で幻のリュウキュウアユを探せ!」
生活科・総合的な学習、理科などの学校教育活動及び子供会や集落の方々との土日や長期休業中の社会教育活動として、校区にある3本の川の生き物調査を行い、水質や地形、ごみ問題にも目を向けていく企画。

速報レポート4 第1章~トムソーヤ―スクール企画コンテスト応募への活動開始(2)

活動日:令和3年7月19日(木)
活動場所:阿室川
活動人数:1~6年生 16人 指導者 4名

「阿室川探検隊~阿室川はきれいなの?リュウキュウアユはいるの?やるぞ,阿室川生き物調査!」
 ついに,念願の阿室川生き物調査に入ります。子どもたちは,これまで,上から川の観察をしたり,川原や海岸でのゴミ拾い活動をしたりしながら「阿室川がきれいであってほしい」と思っていたのですが,一番やりたいことは「どんな生き物がいるのか調べてみたい!」ということでした。水網や水槽,バットも購入できて,道具の準備も整ったので,一学期終了も押し迫った7月19日に実施となりました。
 全校朝会で,小中学生全員に,指標生物による川の水質調査について話し,早朝に採ったミナミテナガエビを見せながら「阿室川はきれいなのかな?」「絶滅危惧種のリュウキュウアユは阿室川にはいないのかな?」と問いかけると,「早く阿室川に入って生き物調べをしたい!」「リュウキュウアユをつかまえたい!」という声が口々にあがりました。
 真夏の太陽が照りつける3校時から,小学生16名全員は4グループに分かれて,河口から300mくらいの範囲の4地点で調査に入りました。5・6年生をリーダーに4人一組は,水の冷たさや底石の感覚に驚きの声をあげ,生き物をつかまえるたびに大きな歓声があがりました。
 ミナミテナガエビ・ヒラテテナガエビ・ヤマトヌマエビ・ミゾレヌマエビ・トゲナシヌマエビ・アマミミナミサワガニ・ヒゲナガカワトビケラ・ヘビトンボ・ユゴイ・テンジクカワアナゴ・イシマキガイなどが次々と捕獲されました。まだまだ続けたい子どもたちに声をかけて帰校し,12時には,振り返りをして,子どもたちの感想や思いを発表し合いました。全国標準の指標生物として挙げられる生物が発見できなかったのは,ある意味,固有種や亜種の多い奄美大島ならではと言えるのでしょうが,サワガニの仲間・トビケラの仲間・ヘビトンボの仲間・スジエビの仲間・イシマキガイが確認できたので,きれいな水・少しきたない水という水質の判定ができるかと思われます。「リュウキュウアユが見つからなかった~」という子どもたちの声に,もっと調べてみたいという強い思いが感じられました。地元の新聞社の記者さんも川に入って,取材してくださいました。



阿室川の生き物調査!みんなのわくわくどきどきが止まらない!










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