NO団体名主な企画内容
46 NPO法人 森と海の学校(山口県) 「命をまもる 「子ども匠の学校」」
生活の基盤となる「火起こし」や「ノコ・金ヅチの使い方」「魚のさばき方」「塩づくり」など、各分野の専門家(匠)による講座を行い、実践活動として避難所訓練を兼ねたサバイバルキャンプを実施する。

速報レポート1 6月25日(土)開校式・第1講座

会場 :宇部市男女共同参画センター(3階)
時刻 :午前10時~12時  受付開始:午前9時30分
参加者:子ども22名(小学3年~中学生) 保護者20名   合計42名
スタッフ:講師6名、補助スタッフ9名 合計15名(合計57名)
2022年度 命をまもる「子ども匠の学校」(全10講座)

近年多発する地震や台風などの自然災害に遭遇したとき、生活の知恵や技術が、逞しく生き抜く力となり、時には自らの命をまもることにつながります。
しかし、核家族化が進み、世代間での交流が減少し、それらを学ぶ場面が少なくなりました。
命をまもる「子ども匠の学校」は10回の講座で、その基礎を学びます。各講座は「匠」といわれる専門家に指導して頂き、実践活動として最終講座では、1泊2日のサバイバルキャンプ(野宿)に挑戦します。

6月25日(土)
 開校式
 講座1:講演「命を守るために大切なこと」
     講師:工学博士(防災分野) 岡村精二
 講座2:農家さんが教える野菜づくり
     指導者:京野博、笠井昭佑、縄田義博
7月10日(日)
 講座3:板前さんが教える「包丁の研ぎ方と魚のさばき方」
     指導者:仕出し割烹「柳屋」代表 美澄正和
7月17日(日)
7月24日(日)
 講座4-①:子ども海洋冒険学校to長門ヨットレース 7/17
     ②:子ども海洋冒険学校to 萩 ヨットレース  7/24
     指導者:岡村精二、國弘勤、中村彰臣、森光誠一
8月 7日(日)
 講座5:大工さんが教えるノコとカナヅチの使い方
     指導者:一級大工技能士 岡村達明、石丸洋志
8月21日(日)
 講座6:達人が教えるラーメンとチャーシー、煮卵づくり
     指導者:野外活動上級指導者 山野井隆
8月28日(日)
 講座7:自転車屋さんが教えるパンクの修理と分解整備、正しい乗り方
     指導者:「ラビットストリート宇部」 為近光夫、為近夢
9月11日(日)
 講座8:海水で作る「塩づくり」と手製のニガリによる「豆腐づくり」
     指導者:周防大島「龍神乃鹽工房」 村上雅昭、松田昌樹
9月24日(土)~25日(日)
 講座9:火起こしの技術と燻製の作り方
     指導者:サバイバル・コーディネーター 三隅尚行、篠澤あきの
 講座10:防災の専門家が教えるサバイバルキャンプ(避難所体験・1泊2日)
     指導者:工学博士 岡村精二 ほかキャンプスタッフ
     
     閉校式・修了証授与

6月25日(土)開校式・第1講座


玄関前の案内看板

宇部市男女共同参画センター3階の様子

昨年の夏に行った「子ども匠の学校」は、主に屋外で実施したため、炎天下での活動となり日射病対策が大きな課題となった。
その反省を踏まえ、今年度はほとんどの講座を宇部市男女共同参画センターの3階にある軽運動室で実施することにしました。冷房設備があり、音響設備が整っています。
特に今回は、子どもたち全員に2.7m×1.8mのブルーシートを用意して、上記の写真のように敷き、子どもたち専用の作業場を兼ねた荷物の置き場にしました。
シートには名前を書かせ、自己管理として、毎回持参するように指導しました。

10:00~
開校式:岡村理事長挨拶、「匠の学校」校長挨拶、事業の趣旨・内容の説明、
講師紹介、注意事項の説明
    子どもの持ち物:筆記用具、案内書(送付済み)


江藤校長先生の挨拶

聞き入る子どもたちと保護者

江藤校長


補助スタッフの自己紹介

保護者の皆様も参加していただき、開校式を行いました。
理事長の岡村が「森と海の学校」の事業内容を説明したあと、「命をまもる子ども匠の学校」の江藤修三校長(元小学校校長)が事業説明を行い、スタッフと講師の紹介を行いました。
当初緊張気味だった子どもたちも江藤先生の話を聞いて、和やかな雰囲気になり、スタッフ紹介では若いスタッフも多く、安心したようでした。
※不登校の児童生徒が5名参加しているため、全講座に「公認心理師」が参加し、キャンプには、「医師」も参加します。

10:20~11:20
講座1 講演 「命を守るために大切なこと」(約60分)
        (激レアさんが単独太平洋横断から学んだこと)

講師 岡村精二 工学博士(環境・防災分野) 海洋冒険家・山口県レクリエーション協会会長

「手漕ぎボートによる単独太平洋横断」(宇部港-サンフランシスコ港 147日間)の経験を踏まえて、準備や備え、またロープワークや航海術、気象など多方面での知識や技術を学ぶことの大切さを当時の写真や「激レアさんを連れてきた」(テレビ朝日)などの映像を交えて、わかりやすく説明しました。
また、防災の専門家として、近年多発する自然災害の事例を説明し、自らの命を守り、逞しく生き抜くために大切なことを具体的に話し、これから学ぶ講座の目的について説明することで、子供たちの学習意欲を高めました。


岡村講師の講演(太平洋横断体験談)

子どもたちの質問に答える講師

「命を守る」ために大切な技術を話す講師


真剣に話を聞く子どもたち

「激レアさんを連れてきた」の映像は、講演では時間の関係で10分程度しか写さなかったので、子どもたちの希望があり、昼食後の休憩時間に残りの部分を見せました。



速報レポート1 6月25日(土)開校式・第1講座
速報レポート2 6月25日(土)第2講座
速報レポート3 過去に行った講座のダイジェスト(第3講座・第5講座)
速報レポート4 海水で作る「塩づくり(竜神の鹽)」と手製のニガリによる「豆腐づくり」
速報レポート5 第9講座 「火起こしの技術と燻製の作り方」
速報レポート6 第10講座 「防災の専門家が教えるサバイバルキャンプ」(避難体験・1泊2日)
速報レポート7 「子ども海洋冒険学校to門司港レトロ」
速報レポート8 第7講座 自転車屋さんが教える「パンクの修理と分解整備、自転車の正しい乗り方」

■別年度のレポート
2024年度 自然環境体験教育事業 海に学ぶ「子ども海洋冒険学校in瀬戸内海 周防灘(すおうなだ)」  実施レポート

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