NO団体名主な企画内容
46 NPO法人 森と海の学校(山口県) 「命をまもる 「子ども匠の学校」」
生活の基盤となる「火起こし」や「ノコ・金ヅチの使い方」「魚のさばき方」「塩づくり」など、各分野の専門家(匠)による講座を行い、実践活動として避難所訓練を兼ねたサバイバルキャンプを実施する。

速報レポート5 第9講座 「火起こしの技術と燻製の作り方」

会場 :アクトビレッジおの(木工研修室)
日時 :9月24日(土) 午前10時~午後1時
参加者 :研修生20名(小学3年~中学生) 
スタッフ:講師2名、補助スタッフ6名 (合計28名)
指導者:サバイバル・コーディネーター: 三隅尚行 篠沢あきの 
防災分野での工学博士: 岡村精二 
公認心理士: 岡村里美

9:30受付開始 工作室準備:三隅、篠澤
10:00開校式(工作室)・スタッフ紹介・オリエンテーション
10:15①第9講座「火起こし」講師紹介
11:15休憩
11:30②燻製箱づくり 指導:岡村精二   
食材作り(ゆで卵作り等
12:15燻製箱配置:食材セット
12:45燻製箱火入れ 指導:三隅、山崎、精二
13:00終了(班ごとで昼食:各自弁当)

活動内容
生きていく中で大切な火の起こし方、火の扱いなどをサバイバル・コーディネーターの三隅尚行先生と篠沢あきの先生から学びました。


講師の三隅尚行先生と篠沢あきの先生   

火の利用目的、火起こしの方法、焚火の楽しさを教える三隅先生

①最も基本となるのはマッチの擦り方ですが、初めてマッチを扱う子どもたちがほとんどでした。
マッチ棒とマッチ箱の持ち方、擦り方などの講義のあと、実際に行ってみると、震える手でマッチ棒を握っている子どもいましたが、回数を繰り返すうちの自信を持って擦れるようになりました。


マッチの擦り方を講義する三隅先生

火の付いたマッチの持ち方を講義する三隅先生

真剣に講義を聞く子どもたち


低学年の子どもにマッチの持ち方を指導する上級生

初めてマッチを扱う子どもたち

②メタルマッチを使った火起こしを教えて頂き、子どもたちはチッシュペーパーへの着火に挑戦し、全員が燃やすことができました。


メタルマッチの仕組み、着火方法を聞く子どもたち

メタルマッチの棒の持ち方を学ぶ

三隅先生が着火方法を実演した後、全員で挑戦しました。

③「舞ぎり」や「火打石」による火の起こし方、焚火の仕方を学んだあと、三隅先生が、セイタカアワダチソウをキリに使った火起こしを実践してくださいました。わずか30秒くらいで、煙が出始め、着火が確認できた時には、子どもたちから拍手と歓声がでました。


火キリを使った火起こしについて説明する三隅先生

セイタカアワダチソウの乾燥した幹で火起こしを実演する。

④燻製づくり
食材の様々な保存方法を学び、その一つの方法としてダンボール箱と針金、金網を使った燻製箱の作り方を学び、また、燻製素材の味付け、チップの炊き方の講義を受けたあと、燻製箱を各自で作りました。
チーズ、ウインナー、かまぼこ、竹輪などを燻製箱にセットして、チップを燃やして燻しました。燻製箱の隙間から、煙が出始めると、子どもたちは何度も箱に手を当て、「美味しくなあれ」と念仏を唱えていました。
約40分間燻すと、立派な燻製が仕上がり、夕食のおかずとして頂きました。

※工作上の注意
① ペンチを使う時、指を挟まないように気を付ける。
② 針金を曲げたりするときに、絶対に人に向けたり、振り回さない。
先がとがっているので、とても危険。


燻製箱づくりについて講義する岡村精二先生

段ボール箱を使った燻製箱を作る子どもたち

針金を曲げる作業が子どもたちにとっては難しそうでした。


燻製箱にゆで卵やチーズ、ベーコン、竹輪、ウインナーをセットする。 

桜の木のチップで燻す

桜のチップの燃え具合を点検するスタッフ


夕食のお皿にのった手作りの燻製たち



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■別年度のレポート
2024年度 自然環境体験教育事業 海に学ぶ「子ども海洋冒険学校in瀬戸内海 周防灘(すおうなだ)」  実施レポート

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