NO団体名主な企画内容
46 NPO法人 森と海の学校(山口県) 「命をまもる 「子ども匠の学校」」
生活の基盤となる「火起こし」や「ノコ・金ヅチの使い方」「魚のさばき方」「塩づくり」など、各分野の専門家(匠)による講座を行い、実践活動として避難所訓練を兼ねたサバイバルキャンプを実施する。

速報レポート4 海水で作る「塩づくり(竜神の鹽)」と手製のニガリによる「豆腐づくり」

会 場 :宇部市男女共同参画センター(1階調理室)
時 刻 :午前10時~午後3時
参加者 :研修生20名(小学3年~中学生) 
保護者 1名           合計21名
スタッフ:講師2名、補助スタッフ6名   合計 8名(合計29名)

講座内容
1.塩が人間の体において如何に大切なものであることを学び、どうすれば塩が手に入るのかについて学習しました。
2.海水を鍋で温めて、雑味となるカルシウムを取り除いた塩を作り、その過程でできた「にがり」を使って豆腐に挑戦しました。

●「塩づくりの手順」
①海水1Lを計量して鍋に注ぎ、強火で塩の結晶が現れるまで海水を煮詰める。
②雑味となるカルシウム成分が析出する。
③塩の結晶が現れ始めたら火を止めて、 雑味成分をリードで濾しながら海水をフライパンに移す。
④沸騰しないように火を調節しながら塩を結晶させていく。
⑤時間が許す限り、ゆっくり塩を結晶化させる。
⑥水切り器に水切りネットを装着して、できた塩を入れ、十分に水分を切る。
⑦チャック付きのパックに入れて完成。

●ニガリを使った豆腐づくり
①大豆から豆乳を作るだけの時間がないので、「豆腐のできる豆乳」(1Lパック)を使って挑戦した。
②豆乳を温めて、ニガリ(塩化マグネシウム)を加えて凝固させる。
③ザルに入れて水分を切り、ある程度固まった豆腐を牛乳パックに入れて、さらに水切 り 
を行う。
指導者 : 村上雅昭(「龍神乃鹽工房」代表) 松田昌樹
持ち物 : 水筒、弁当、エプロン、三角巾、タオル、新聞紙(1部)上履き、文具、
タッパー(小:豆腐1丁の持ち帰えり用)、マスク
牛乳パック(1Lまたは500mlタイプ、1個)
             


塩づくりテキスト

松田昌樹先生の説明を聞き、人間の身体に塩が、いかに大切かを学びました。

やる気満々の表情の子どもたち   


塩の種類、味の違いも学びました。

塩の大切さについて、真剣に聞く子どもたち

計量カップで海水を図り、強火で加熱する。


最初に浮かびあがった結晶は雑味となるカルシウム。除去する。

出来た塩をゆっくり結晶化させていく。

出来あがった塩から遠心分離機で水分を除去する。


一生懸命、ハンドルを回しました。

できた塩に、自分で命名した塩のラベルを貼りました。大切なお土産です。

手製のニガリで作る豆腐作り


村上先生が作られた「豆腐作りテキスト」を使って、授業形式で学びました。「大切なことは温度、ニガリの量」

黒板に説明された内容を書く学生スタッフ  

大切な技をメモに取る子どもたち


豆乳をゆっくりと温める

温度を確認ながら、ゆっくり温めニガリを投入する。

固まった豆腐を布巾を敷いたザルにゆっくり移す。


布巾を押さえながら、水を切る。

底にゼンマイ通しで穴を空けた牛乳パックの容器に、豆腐を移すして仕上がり。(大切なお土産です)

笑顔の集合写真

塩とからだ(テキストより抜粋)
①塩は身体の機能調整に重要な役割を果たすほか、骨や血液、細胞などの構成 成分として存在している。
②体内の浸透圧を一定にする。
③消化液を作り出す。
④体の酸性、アルカリ性のバランスを保つ。
⑤神経伝達を担う。
⑥栄養素の吸収を助ける。
⑦体内で熱を発生させる →塩(ミネラル)は体内で作り出せないため、⾷品で摂取する必要がある。
⑧人間の体内には60%の⽔分が含まれ、濃度0.9%の塩分が含まれている生命が誕生した太古の海は人間の体内と同じ濃度0.9%だったと言われている。

講師の村上雅昭先生は
「子どもたちの笑顔に感動を頂きました。これからも塩づくりに励む勇気と力を頂きました。」と話されていました。



速報レポート1 6月25日(土)開校式・第1講座
速報レポート2 6月25日(土)第2講座
速報レポート3 過去に行った講座のダイジェスト(第3講座・第5講座)
速報レポート4 海水で作る「塩づくり(竜神の鹽)」と手製のニガリによる「豆腐づくり」
速報レポート5 第9講座 「火起こしの技術と燻製の作り方」
速報レポート6 第10講座 「防災の専門家が教えるサバイバルキャンプ」(避難体験・1泊2日)
速報レポート7 「子ども海洋冒険学校to門司港レトロ」
速報レポート8 第7講座 自転車屋さんが教える「パンクの修理と分解整備、自転車の正しい乗り方」

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