NO団体名主な企画内容
46 NPO法人 森と海の学校(山口県) 「命をまもる 「子ども匠の学校」」
生活の基盤となる「火起こし」や「ノコ・金ヅチの使い方」「魚のさばき方」「塩づくり」など、各分野の専門家(匠)による講座を行い、実践活動として避難所訓練を兼ねたサバイバルキャンプを実施する。

速報レポート3 過去に行った講座のダイジェスト(第3講座・第5講座)

講座3 板前さんが教える「包丁の研ぎ方と魚のさばき方」

会 場 :宇部市男女共同参画センター(1階 調理室)
日 時 :7月10日(日)午前10時~15時
参加者 :研修生20名(小学3年~中学生) 
保護者2名           合計22名
スタッフ:講師4名、補助スタッフ7名   合計11名(合計33名)

講座内容
① 包丁の砥ぎ方
「砥石は滑らないように濡れたタオルの上に置く。」「研ぐときの包丁の持ち方は斜めにする。」
砥石の説明を受け、和包丁、洋包丁の砥ぎ方の違いなどを学び、個別に研ぎ方の指導を受け、包丁研ぎの練習を行いました。
② 旬の魚であるカツオを参加者それぞれの1匹ずつ用意して下さり、自分自身で研いだ包丁をつかって、カツオの頭を落とし、3枚おろしにしました。
『腹⇒背⇒背⇒腹』の順番にさばいていく。
半身をバーナーで炙り、「カツオのたたき」にして、刺身を作りました。
講師の持つ包丁の動きを子どもたちは真剣に見つめて、同じ動作を何度も練習していました。実際に、魚を目の前にして、包丁を扱うと思うようにいかず、苦労している 子どもたちの真剣な顔が印象的でした。残りの半身を「煮つけ」にし、美しく、そして、美味しくみせる料理の盛り付けも学びました。
③ 昼食には自分で作った「カツオのたたき」「煮つけ」「みそ汁」を頂きました。
   (さばいた魚の残りはお土産に持って帰り、自宅で実践させました。)


4人の講師から個別指導で魚のさばき方を学びました。

カツオのたたき」を作るための「皮焼き」を学ぶ参加者

バーナーを使ってカツオの皮焼きに挑戦する参加者


「カツオの煮つけ」の仕上げ(味付け)に挑戦する

カツオのアラを使って「吸い物」も作りました。「吸い物づくり」では魚を湯通しして、魚の汚れや臭みをとることの大切さ、味付けの方法、魚のあく取りの仕方を学びました。

美しく、美味しく見せる盛り付けの極意を学びました。


講師の皆さんとの記念写真

講師の美澄さんは「魚と言えば、スーパーで切り身を買うのが当たり前の時代だけに、子どもたちには貴重な体験となったと思います。喜んでもらえたことがうれしいです。」と話されました。参加した子どもたちはカツオの切り身をお土産に、「家に帰ったら、ぼくが刺身を作って、お父さんに食べさせたい」と言った言葉が印象的でした。

第4講座「子ども海洋冒険学校」はコロナウィルス感染症拡大と熱中症対策のため10月10に延期しました。

講座5 大工さんが教えるノコとカナヅチの使い方本箱づくり

会 場 :宇部市男女共同参画センター3階
日 時 :8月7日(日)午前10時~午後4時
参加者 :研修生20名(小学3年~中学生) 
保護者6名           合計26名
スタッフ:講師3名、補助スタッフ7名   合計10名(合計36名)

講座内容:「本箱づくりに挑戦」
土砂災害や大地震などで被災したとき、建物からの脱出、避難小屋の設置など、木の性質を知り、ノコやカナヅチなどの工具の使い方を学ぶことは、自らの命を守るだけでなく、被災者の救出にも役立てることができます。
そこで、ノコ、サシガネ、キリ、カナヅチの使い方を学び、子ども自身がデザインした作品を1枚の板から作りました。
匠の技術の素晴らしさを知り、自らの手で作り、形にする喜び・難しさを学びました。

本箱づくり
講師として現職の大工さんで、石丸工務店代表の石丸洋志さんと、岡村工務店代表の岡村達明さんの2名に指導をお願いしました。
参加した子どもたちは20名。小学3年生がいるなど低学年が多いことから、親子での参加を呼びかけたところ、6名の保護者が参加しました。
講師を子どもたちに紹介したのち、大工さんからノコとカナヅチの使い方について指導を受け、製作作業に入りました。
使用した木材は作業効率を良くするため軟らかい材料を用意しました。


ノコやサシガネの使い方の指導

ノコの持ち方、目線の大切さ、最初に直角方向にも、ノコ目を入れることの大切さも教えて頂きました。

親子で板に切り込み線を描く


一生懸命、本箱作りに親子で取り組む子どもたち

あらかじめ大工さんが作業用の敷台を、人数分用意して下さったので、子どもたちは床やブルーシートを傷つけることなく、作業ができました。


親子の合作の作品。個性的な本箱も作りました。

個性的な作品を手に笑顔の子どもたち

迎えに来た保護者に、本箱をうれしそうに説明している姿が印象的でした。
全員で掃除と片付けを行い、一人ひとり記念写真を撮り、簡単な閉校式を行いました。
  指導して頂いた大工さんから
「みんなが一生懸命作っている姿に感動した。これからも、このような機会があれば、喜んでお手伝いをしたい。みんな本当に、よく頑張りました」との感想を伺いました。

第6講座 
講座6 達人が教える「ラーメンづくり」
(チャーシーと煮卵づくりも学びました)
会 場 :宇部市男女共同参画センター(1階調理室)
日 時 :午前10時~午後3時
参加者 :研修生20名(小学3年~中学生) 
保護者 1名           合計21名
スタッフ:講師2名、補助スタッフ6名   合計 8名
(合計29名)
講座内容
「小麦粉」と「かん水」を使った麺作りから、一杯のラーメンの完成までを通して、「自分でつくることの喜び」「料理の楽しさ」「食の大切さ」などを学びました。
本格的な「麺づくり」を行い、スープとチャーシュー、煮卵も作り、自分で作った出来立てのラーメンの味は格別でした。

指導者:山野井 隆 (野外活動上級指導員)
持ち物:水筒、エプロン、三角巾、タオル、上履き、文具、マスク、新聞紙(1部)


山野井講師の説明を聞き、やる気満々の子どもたち(暑さ対策もあり、別室の会議室を休憩室用として借りました)

小麦粉の「かん水」を加えながら、しっかり混ぜわせる


足で材料を踏みながら、こねる作業を繰り返す

仕上がった材料を丸い棒で、薄く引き伸ばす。製麵機にかける前作業


製麺機を使っての製麺。子どもたちも一生懸命、ハンドルを回しました。

チャーシューづくり、煮卵の極意も基本から学びました。

ラーメンの盛り付け指導もしてくださいました。

見て美しく、食べて美味しい「山形ラーメン」の仕上がりです。


大満足という笑顔の集合写真です。

講師の山野井先生は
「今回は山形ラーメンをつくりましたが、五島ラーメンや尾道ラーメン、喜多方ラーメン、札幌ラーメンなど各地方で特色はありますが、基本は一つです。真剣に学ぶと面白いですよ。ぜひ、挑戦してみてください。災害時の炊き出しで、ラーメンを作ると、被災者の皆さんから大変喜ばれます。」と話されていました。



速報レポート1 6月25日(土)開校式・第1講座
速報レポート2 6月25日(土)第2講座
速報レポート3 過去に行った講座のダイジェスト(第3講座・第5講座)
速報レポート4 海水で作る「塩づくり(竜神の鹽)」と手製のニガリによる「豆腐づくり」
速報レポート5 第9講座 「火起こしの技術と燻製の作り方」
速報レポート6 第10講座 「防災の専門家が教えるサバイバルキャンプ」(避難体験・1泊2日)
速報レポート7 「子ども海洋冒険学校to門司港レトロ」
速報レポート8 第7講座 自転車屋さんが教える「パンクの修理と分解整備、自転車の正しい乗り方」

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