速報レポート２

８月２１日（日）
〇失われた登山道をさがそう！沢登り体験（8：30～11：45）
　今回の冒険チャレンジ・キャンプのメイン体験で、２０数年前まで存在した登山道の痕跡をさがしながら沢登りをしていく体験です。昨日の大雨で川の水は増えていましたが、濁り水でなかったので、スタッフ協議の上、予定どおり実施することにしました。
　雨のあがったキャンプ場を出発し、事前に許可を得て、立入禁止になっているエリアに入っていきます。すぐに壊れかけた階段をゆっくりと下り、次に、急なすべりやすい登山道跡をロープにつかまりながら下っていきますが、途中に木が倒れていたり、ヤブが覆いかぶさっていたりして、なかなか前に進めません。それでもみんなで協力しながら沢まで下ります。

ここからは立入禁止エリアです！

壊れかけた鉄製階段をゆっくりと！

急な道をロープにつかまりながら！　

ヤブなんかへっちゃらだよ！

　沢に降りたらいよいよ沢登り体験の開始です。前日の雨で水嵩が増えているので、子供によっては腰近くまで水につかりながら川を渡り、大きな岩を越えていきます。その途中に登山道跡のハシゴや橋の残骸をさがしながら登っていきます。２週間前の水害で崩れてきた岩の塊などもあり、水害の恐ろしさを感じていました。さらに進んで行くとラスボスの宿谷大滝の登場です。ここは登れないので隣の滝から越えていきます。

水につかってわたります。

大きな岩を越えていきます。

２週間前の水害のあとが！

昔の木製橋の残骸です。

滝をこえるのに昔の階段を使います！

壊れたハシゴでも大丈夫！

ラスボス現れる！

隣の滝を登ります！

〇ロッククライミング体験（12：30～14：30）
　昼食を食べて、いよいよロッククライミング体験です。奥越高原牧場の牛の放牧地の中にある岩場に移動します。放牧地の中にあるので、いたるところに牛のウンチが落ちています。よく足元を見て岩場まで行きます。順番に体に合ったハーネスとヘルメットをつけて登ります。ルートは左から初級、中級、上級ルートの３ルートをそれぞれ登ります。
　初級、中級、上級ルートの３ルート全部を登った子もいますし、初級だけを何回も登る子供もおり、それぞれが思い思いのルートに挑戦していきます。上まで登ってからロープに体重をかけて、降りるのが怖くて降りれなくなる子供もいましたが、途中であきらめたり、泣いたりする子供はひとりもいませんでした。
子供達が登っていると、子供たちの雄姿を見学する観客も増えてきました。放牧されていた牛たちが見学に来たのです。牛を怖がる子供もいましたが、ほとんどは気にせず登っていました。

ハーネスとヘルメットを付けて。

初級・中級・上級の３ルート

みんながんばって登ってます！

上級者コースをせめる！

こけちゃたけど大丈夫！

お兄ちゃんと登ったよ～！

たくさんの観客がみてるよ～！

〇閉会式（14：45～15：15）
　ロッククライミング体験を終えて、岩場で全員での記念撮影です。２日間がんばった子供たちの笑顔が素晴らしいです。
　閉会式では、（公社）日本山岳・スポーツクライミング協会からの修了証と、（公財）安藤スポーツ・食文化振興財団からの参加賞のチキンラーメンを渡しました。最後に福井県山岳連盟の山本会長から子供たちに、「このキャンプを体験して、友達と助け合いながらがんばったことをこれからの学校生活や家庭でもいかしてがんばってください」との言葉でキャンプを終了しました。

２日間の冒険チャレンジ・キャンプを体験した子供たちのすばらしい笑顔！

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