速報レポート７　河北潟カヌー体験・カヌーでゴミひろい

●あいさつ、全員自己紹介
今回の目的は、河北潟の湖面にカヤックで出て、河北潟の自然をどっぷりと体験するとともに、人間の不始末で岸辺に溜まるゴミの様子を確認し、陸からは拾うのが難しいゴミを拾い、河北潟の自然の素晴らしさと環境問題への関心を高めることです。
最初に、河北潟の空中写真を見ながら、現在地の確認をおこない、集合場所の「こなん水辺公園」の場所を確認しました。河北潟のすぐ近くの湖の南にいます。
昭和30年代頃のこのあたりの地域で撮影された写真を確認し、当時は、小学生くらいの男の子は棹で舟を操縦し、河北潟にでて魚をとったりしていたことを伝え、そうした体験をもつおじいちゃんおばあちゃんは、昔の河北潟のことになると話が止まらなくなります。
1年の約3分の1くらいカヤックで河北潟の湖面に出ている「津幡の水辺を守る会」の岡山さんにご協力いただき、岡山さんを通じて金沢市カヌー協会の方、ご経験者の皆様がサポートに入ってくださいました。そのおかげで最年少の5歳の男の子もお母さんと一緒に湖面を楽しむことができました。

●準備運動とパドルの練習
岡山さんのご指導のもと、最初に大きな円になって準備運動をおこない、体をよくほぐしました。そのあと、パドルの使い方を学び、練習しました。

●河北潟に出よう
　河北潟の南には、いくつもの川が流れ込んでいますが、そのひとつの金腐川の左岸堤防を河口へ下り、カヤックを出すところに移動しました。最初に本日予定しているコースを伝えました。最初に金腐川の砂嘴の先端に自然にできている島まで行くことを目的とし、そこで波の状態等をみて、それより先に行くことができそうな場合は、湖面の広いところを西へすすみ、金沢港防潮水門まで行きます。帰りは、岸沿いの様子を診ながら、ゴミが拾えそうであればゴミ拾いしながら戻ります。スタート地点から防潮水門まで約2kmのコースです。カヤックの乗り方を教わり、一艇、一艇、湖面に出ました。5歳の男の子とお母さんは、サポーターの方と一緒に3人艇に乗り、湖面に出ました。

●湖面に出た！
はじめて湖面に出た方もたくさんいました。昨年もこの取り組みに参加した小学生の男の子は、慣れた様子で、後半はとくに使いこなしていました。最初の目標の島まで、ゆっくりむかいました。

●記念撮影
島まで全員ぶじに行くことができました。その近くで、能登半島の最高峰の宝達山を背景に記念撮影しました。波も穏やかで良かったことから、防潮水門まで向かうこととなりました。

●河北潟の広い湖面を西へ
ひろい湖面に出ると、魚が猛スピードで泳いでいく様子や、近くでボラやスズキがあちこちで飛び跳ねるのが見られて、河北潟の自然の雄大さが感じられました。金沢港防潮水門までは距離があり大変でしたが、なんとかみんなでたどりつくことができました。防潮水門の前では海水が河北潟に入ることを防いでいる防潮水門のことをお伝えしました。

●湖岸沿いにもどりゴミ拾い
帰りは、岸沿いのゴミの様子などを見ながら、ゴミを拾うことができるようであれば無理のない範囲でゴミ拾いしました。時間も限られておりカヌーを操縦することだけでも大変でしたので、拾うことのできたゴミはわずかでしたが、湖面からゴミの様子を確認することができました。

●振り返り・感想
カヤックから降りた後、小学生の女の子が岸にあるゴミを拾っていました。ゴミの状況を確認し、護岸とヒメガマやヨシなどの水生植物の間にゴミが溜まっていたこと、植物の間にプラスチックゴミやビニル袋が多かったこと、レジ袋に入ったゴミが浮かんでいたことなど、それぞれ見た状況が伝えられました。参加者からは、「住んでいるところを湖面から初めて見て、とても美しかったので驚いた」。「岸に近づいたらゴミがたくさんあって汚かった。」「魚がたくさんいてピョンピョンはねてすごかった」といった感想が聞かれました。

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