NO団体名主な企画内容
19 NPO法人 河北潟(かほくがた)湖沼研究所(石川県) 「河北潟流域まるごと体験-流域の自然を守る人材育成カリキュラム-」
河北潟は元は海だった場所で多数の川が河北潟で合流し海につながっている。河口から最上流までをフィールドとし、流域を体感できるプログラムを半年かけて行い、成果を河北潟自然再生まつりで子どもたち自ら発表する。

速報レポート8 昔ながらの米づくり「稲刈り体験」

活動日:2022年9月23日(金)
活動場所:河北潟の南東側の水田(金沢市二日市・岸川)
参加人数:21人(保育・幼稚園児1、小学生5、保護者7、大学生1、社会人ボランティア4、指導者スタッフ3)
活動内容

●あいさつ
今回の活動では、「七豊米」の稲刈りと、天日干しするために稲架けをおこないました。「七豊米」とは、昔のように水苗代で育苗し、手植え、草取り、稲刈りなど、大勢の手で手間暇かけて作っているお米のことです。親子参加の体験イベントでは、子どもたちが稲の刈り取りの仕方や、共同作業の大切さ、田んぼの生きものや環境について学ぶ場となっています。今年で11年目をむかえ、今年は1枚増えて3枚の田んぼでつくりました。
この日は、小雨が混じるあいにくのお天気となりました。そして、前日の雨で田んぼがぬかるんでおり、作業がしにくい状況でした。最初の挨拶で、七豊米の田んぼのこと、今年の田んぼについて説明し、自己紹介、注意点の確認をおこないました。今年は、小さい田んぼが一枚増えたことに加え、例年よりも効果的に除草でき、田んぼの中の草がそれほど多くなく、収量も多くなりそうです。この日、刈り取りした稲は、稲架場の関係で、500mほど北にある当団体でつくっている「生きもの元気米」の田んぼまで運び、稲架干しすることとしました。




●稲刈り
最初に、鎌の扱い方について伝え、つぎに稲の刈り方、鎌の使い方、刈り取りした稲束の束ね方を伝え、やり方をしっかり確認したうえで、稲刈りをはじめました。台風により稲が倒れてしまったこと、雨で泥がぬかるんでいることで、作業がしずらいため、予測される危険や、作業しやすい方法を確認しました。この日刈り取りしたところは小さい三角の田んぼで、田んぼの3分の1は、稲を植えずに、田んぼの生きもののすみかとして湿地にしています。8月以降はコナギが増えてしまいました。湿地の近くは雑草がたくさん生えていましたので、作業が難航しました。








●稲刈り・運搬
 作業をしていると雨が上がりましたので良かったです。だいたい時間がきたところで、稲刈りを終了。鎌は回収して、刈り取りした稲束を軽トラックに積み込みました。一人一人が稲束を運ぶために行ったり来たりすると、やわらかい泥がいっそうやわらかくなり、労力もかかりますので、みんなで協力して稲束リレーで渡していきます。あっという間に軽トラック一杯になりました。











●稲架干し
稲架干ししていた「生きもの元気米」の田んぼは、数日前に脱穀を終えましたので、その稲架場に、今回刈り取りした稲を架けていきます。稲架を架けるときも、協力することで手際よくたくさんの稲を干すことができました。時間内に作業完了!




●記念撮影
ぬかるんだ泥で少し大変でしたが、参加者全員怪我もなく、達成感に満ちた様子で終わりました。





速報レポート1 昔ながらの米作り「田植え体験」
速報レポート2 ハッタミミズがすみやすい田んぼづくり
速報レポート3 田んぼの草取り・生きもの調査
速報レポート4 田んぼの生きもの調査
速報レポート5 上流へ行ってみよう♪
速報レポート6 中流の環境と生きもの調査
速報レポート7 河北潟カヌー体験・カヌーでゴミひろい
速報レポート8 昔ながらの米づくり「稲刈り体験」
速報レポート9 昔ながらの米づくり「稲刈り体験」2
速報レポート10 「ジュニア河北潟流域レンジャー」参加者によるポスターづくりと発表会、ジュニアレンジャー認定式

プログラム検索に戻る