NO団体名主な企画内容
35 たつの市立龍野小学校(兵庫県) 「見る・聞く・話す!龍野学」
文化庁の重要伝統的建造物群保存地区に認定されている城下町龍野の歴史を、学年ごとに歴史を探究する学習。さらに3~6年生の異学年交流チームで地域の方から学ぶ交流学習の2つのプログラム構成で探る。地域の歴史やそれを支える環境について学ぶことで、持続可能なまちづくりについて考える。

速報レポート1 学習計画を立てよう

活動日: 2023年  4月 11 日(火)から4月18日の1時間
活動場所: 龍野小学校各教室
参加人数: 小中学生   154人 / 大人  0 人 / 指導者 6  人 / 合計 160人
活動内容

はじめに 龍野学とは
 現行学習指導要領が示す「主体的・対話的で深い学び」の視点での授業改善に合ったふるさと学習へと進展させることを目的に,本年度よりスタートさせたのが,「見る・聞く・話す!龍野学」です。3年生以上の総合的な学習の時間(年間70時間)を活用し,実施している。子どもたちには,ふるさとの『ひと・もの・こと』をよい教材として学習することを通して,ふるさとの自慢を話せたり,学習の過程で探究する力や伝え合う力を身に付けたりしてほしいと願っています。



 さて,龍野学には,学年ごとに課題を探究する「学年プラン」と3年生から6年生が異学年交流グループをつくり,学び合う「異学年交流プラン」を予定しています。例えば学年プランでは,3年生は赤とんぼ(三木露風),4年生は龍野城,5年生は地場産業(醤油醸造),6年生は江戸のまち並みを出発点として龍野地区に残る歴史遺産を実際に見て,そこからわき上がる疑問を地域の方や専門家に聞きながら,分かったことを整理し,地域の方及び訪れる方に子どもらしい表現方法で伝えていきたいです。ちなみに,それぞれの学年の学習内容をもとに龍野学のロゴマークも完成しました。



 本校の総合的な学習の時間の通称は,「けいろうタイム」です。初めて学習する3年生(4月11日 27名)に「けいろう」って何かなと聞いてみることから始めました。すると,みんなは「けいろう山のことかな」と予想しました。理由を聞くと,「だって,校歌の最初に『鶏籠のみどり・・・』ってあるから。」との返答でした。
 「けいろうタイム」では,「なぜかな」といった疑問や「あっ,ひらめいた」といった気付きを大切にすることを伝えた後,みんなでどんな力をつけたいのかを話し合いました。みんなの意見をまとめると,「考える力」,「話す力」,「聞く力」,そして「なかよくなる力」の4つの力でした。それらをつけるために,やってみたい活動が「赤とんぼについて知ること」でした。この「赤とんぼについて知ること」には,三木露風について知ることも含んでいるようです。その様子を整理した板書は次のとおりです。



 4年生(4月13日 44名),5年生(4月18日 40名),そして6年生(4月14日 43名)もけいろうタイム(総合的な学習の時間)で身に付けたい力を考えた後,校歌から鶏籠山について学習しました。




 まず最初に廊下の窓から見える2つの山(的場山と鶏籠山)を見て,どちらが鶏籠山かどうか聞いてみました。なんとどの学年も,鶏籠山を正しく認識している人数は,認識していない人数よりも少なかったです。そのため,みんなの中に鶏籠山を知りたい思いが高まりました。たとえば4年生だと「なぜ『けいろう』っていうのかな」が問いになり,そこから,市立図書館にある資料やインターネットの記事をもとに考える時間をもちました。山が「とりかごをひっくり返したかたち」に似ていることから鶏籠山ということを理解できました。





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