NO団体名主な企画内容
35 たつの市立龍野小学校(兵庫県) 「見る・聞く・話す!龍野学」
文化庁の重要伝統的建造物群保存地区に認定されている城下町龍野の歴史を、学年ごとに歴史を探究する学習。さらに3~6年生の異学年交流チームで地域の方から学ぶ交流学習の2つのプログラム構成で探る。地域の歴史やそれを支える環境について学ぶことで、持続可能なまちづくりについて考える。

速報レポート2 3年生:「5月16日からアゲハの飼育開始」,「餌やり体験:6月6日」

活動日: 2023年 5月16日から毎日 餌やり体験は 6月6日
活動場所: 龍野小学校
参加人数: 小中学生   27人 / 大人  0 人 / 指導者 2  人 / 合計 29人
活動内容

 3年生のみんなは,身近な生き物に注目することから,最終的に「赤とんぼ」について研究しようとしています。まず,みんなが注目したのは,小学校のカラタチの生垣にいる幼虫でした。ちなみにこのカラタチの生垣について,本校正門近くにある案内板には,「三木露風と白露時代を共に築いた北原白秋との友情を彷彿させます。」と記述しています。




 さて,5月16日にみんなで生垣を歩き,幼虫を探すと2齢幼虫から5齢幼虫までの10匹以上の幼虫を見つけることができました。
 見つけた幼虫は,さっそく飼育ボックスで飼育しました。昆虫の飼育では,たくさんの不思議なことと出あいました。たとえば,同じ飼育ボックスで飼育をしていても,蛹の色が黄緑と灰色というように違うのです。みんなは,資料やインターネットで調べながら,「寄生」や「擬態」などの新たな言葉の意味も理解できました。




 多くの幼虫が成虫になったため,6月6日にナミアゲハのえさやり体験をしました。花の蜜と同じような糖分の砂糖水をつくり,えさやりをしました。おいしそうに飲む様子を見ることができたみんなは,ナミアゲハへの関心を高めたように思います。



 最後に3年生のみんなに芽生えたことを紹介します。「カラタチの葉も,ナミアゲハも守りたい」という気持ちです。飼育記録「羽化成功12匹,寄生2匹(アゲハヒメバチ),蛹のまま羽化できなかったもの2匹」から,アゲハになることができない幼虫がいることを理解しました。一方で幼虫はカラタチの葉をえさにします。自分たちがえさやりをすることで2つの命を守ることができると考えたようです。



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