NO団体名主な企画内容
35 たつの市立龍野小学校(兵庫県) 「見る・聞く・話す!龍野学」
文化庁の重要伝統的建造物群保存地区に認定されている城下町龍野の歴史を、学年ごとに歴史を探究する学習。さらに3~6年生の異学年交流チームで地域の方から学ぶ交流学習の2つのプログラム構成で探る。地域の歴史やそれを支える環境について学ぶことで、持続可能なまちづくりについて考える。

速報レポート9 3年生 昭和40年の岩石園を復活させよう

活動日: 2023年 10月2日(月),10日(火) 
活動場所: 龍野小学校
参加人数: 小中学生   27人 / 大人 0人 / 指導者 7 人 / 合計 34人
活動内容

 龍野小学校の北館とカラタチの垣根の間に昭和40年度の卒業生がつくった「岩石園」があります。3年生の子どもたちが,6月末の国語で考えた手紙を書きました。
 
地いきのみな様へ
 朝顔がよく見えるきせつになりました。みなさんお元気ですか。わたしたちは元気100%です。
 わたしたちは,からたちや岩石園をきれいにする計画を立てています。その時に,地いきの方々の力がひつようです。わたしたちのことを手伝ってください。よろしくおねがいします。
 わたしたちは,からたちや岩石園を守りたいので,ごきょう力おねがいします。
 みなさんとわたしたちの力で岩石園をきれいにしましょう。がんばりましょう。
                                龍野小学校3年生より

 この手紙をきっかけに,当時6年生だった地域の方や当時5年生だった地域の方などとの交流が始まりました。9月中に岩石園の草引きや落ち葉掃除を終えておき,10月2日,地域の方から,岩石園のできた由来や当時の様子を教えていただきました。7月に龍野北高校の総合デザイン科との交流授業でたつの市の地場産業である天然皮革にふれたことをきっかけに,皮革に関心をもちました。




 もとの様子を知った3年生の子どもたちは,自分たちの力で修復することを提案しました。そして1週間をかけて,セメントでひび割れのあるところやセメントが無くなってしまっているところの修復作業を自分たちで行いました。27人の子どもたちがかわりながら取り組む作業。時間を忘れほど,みんなは楽しみながら作業をしました。




 10日は,ペンキを塗る作業です。地域の方のアドバイスをうけながら,ペンキを塗っていくと,当時の「富士山」がよみがえってきました。




 仕上げは,揖保川の石をならべる作業です。昭和40年当時も川原から石を集めてきたということで,みんなも同じように作業をしました。「約60年後の未来から来た子どもたちによって,よみがえった岩石園の「富士山」。子どもたちはこの岩石園に名前をつけました。「みなくる岩石王国」です。「みなくる」とはミラクルを少しもじって「みなくる(みんなが来る)」という意味をこめているそうです。
 ちなみにカラタチの種植えにも挑戦中です。手柄山植物園の先生にアドバイスをもらいながらがんばっています。





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