NO団体名主な企画内容
35 たつの市立龍野小学校(兵庫県) 「見る・聞く・話す!龍野学」
文化庁の重要伝統的建造物群保存地区に認定されている城下町龍野の歴史を、学年ごとに歴史を探究する学習。さらに3~6年生の異学年交流チームで地域の方から学ぶ交流学習の2つのプログラム構成で探る。地域の歴史やそれを支える環境について学ぶことで、持続可能なまちづくりについて考える。

速報レポート8 開催!「龍野ふるさとふれあいの夕べ」

活動日: 2023年 8月19日(土)
活動場所: 龍野小学校
参加人数: 小中学生   40人 / 大人 35人 / 指導者 6  人 / 合計 81人
  (子ども企画のスタッフ40 実行委員の大人35 教員6
   うちわ配布家庭が約400なので参加人数はその数より多いが数えていない)
活動内容

 8月19日(土),ここ数年コロナによって中止となっていた龍野地区恒例の龍野ふるさとふれあいの夕べが開催されました。今年は6年生の子どもたちが初めてブースを出店しました。写真の切り抜き文字で作成したポスターには,6年生の子どもたちの思いがあふれています。



 16時に開会するとすぐ,子ども企画ブースには,お客さんが訪れました。まず,うちわ企画のうちわづくりの様子について紹介します。このうちわには,裏に3年生から5年生までの龍野学の学んだことが印刷されています。(印刷したものは写真と文章で仕上げたもの)



 表には,子どもは絵を描いたり,地域の方は文字を書いたりされました 。小さな子は,予想以上に絵を描く子が多かったです。
6年生の受付をしている子どもたちは,仕上げたうちわとともに家族写真を撮る担当も担いました。




 実はこのうちわ企画,キャリア教育の考え方も取り入れていました。接客をした人数をクリアすると,出店で使えるゲームチケットがプレゼントされるのです。この日は,暑く,うちわを必要とした方も多かったため,受付だけでなく,配ることをがんばり,チケットを得る子たちもいました。6年生の様子に下級生もやりたい子が出てきたこともよい効果かもしれません。
 働くことで得られる対価もあり,約400枚のうちわが地域の方に配布できました。このうちわを通じたコミュニケーションでは,「なかなか話せないから配れない」と言っていた子が,「配ることに慣れた。会話や龍野学の説明もできた。」と話せようになったことから,自己肯定感の高まりも感じました。
 一方,もうひとつの連凧企画も順調でした。「来年は龍野小学校開校150年です。メッセージをお願いします。」の子どもたちの声に,祭りに参加する地域の方は,「龍野小の卒業生です。」と快くメッセージを書いてくださいました。こちらの企画は45分ほどで連凧がなくなる盛況ぶりでした。2学期に地域の凧づくり名人のご指導のもと,連凧にし,新春(令和6年)のたつの市凧あげ大会で大空に舞う予定です。




 こども園,小学校ブラスバンド部,中学校吹奏楽部の演奏の他,地域の方の演奏などもあり,久々に開催した祭りは盛況でした。参加者全員で踊る伝統の「龍野小唄」やビンゴ大会も盛り上がり,閉会した20時20分まで多くの方の笑顔でいっぱいでした。
コロナ前までは,参加だけだった子どもたち。今年は参画できたことが収穫です。子どもたちにとって祭りがもっと身近に感じた訳ですから。未来のたつのを創る子どもたちの活躍を目にすることができ,貴重な機会ととなりました。