わんぱく登山部　6月活動速報レポート１　雨の森を楽しもう！

雨の季節を感じる・体験する。
雨の面白さを知る
（晴れの場合は山登りの“達成感”）

6月13日（土）タイムスケジュール
7：30 横川集合・出発
9：00　PA休憩（遊び）
10：00 登山口到着・準備
10：20　登山開始
11：00　頂上
12：00 大膳原（昼食）
14：00 下山開始
15：30 登山口到着
16：00　現地出発
16：30 PA休憩（遊び）
17：30 横川着

こどものあそびが発展するような関わり。十分時間を設ける。
新規のこどもは特に注意して見守り、うまくグループに関わっていけるように必要な時は手助けを。
頂上の展望がよく、登っていく感じがわかりやすい山。
原っぱや沢、森などがあり、こどもが工夫したり創造したりして遊びを展開しやすい場所。

今年から「おしっこタイム」をとる。強制的にトイレの時間を確保。

6月はわんぱく登山部3回目の活動。
5月で大きくて深い山に分け入り、頂上からの景色を眺めることで達成感も味わいたい、と思っていたものの、雨や曇りの天気から達成感については今ひとつのまま。今回は、山は小さいが眺望の良い山を選んだ。雨の場合は森に入れる近くの別の山を用意。
結果的に当日は登り始めはガスがかかっていたが全体的に晴れ。標高差200ｍ程度のため、山頂まではあっというまに終わってしまったが、向こうへ下りての「大膳原」でゆっくり遊びの時間をとるなどでき、こどものペースでしっかり遊びこんだ時間になった。

今回は「登り」自体があまりなく、「自然にできた山の中の大きな原っぱ」で自由にあそぶ時間が大きくとれたことで、グループ内の仲間との関係性や認知度は上がってきたように思う。
遊びの展開は豊かで見ていて面白かった。登山道整備で刈り取られた下草をかけあいこしたり、バッタを捕まえてバッタ相撲をしたり、猫車をみつけてこれであそんだり、キノコや山菜を採りに裏へ入ったり。昼食のために入った山小屋では梁によじのぼって遊んだり。一番こども達（大人も）が興奮したのが、池の鯉と遊ぶこと。人がえさをくれることを覚えた何百匹という鯉たちが、人影をみとめてすごい勢いで寄ってくる。腹ばいになって最初はおっかなびっくり、そのうち鯉をよびよせて「つかまえた！」。ひとなつっこい鯉が一匹、その容姿からこども達に「しろちゃん」と名前をつけられてさわりまくられていた。（ちょっと気の毒…）にごった池の水に何百という鯉がえさを求めてうごめきあっている。こども達が一人残らず無我夢中で池の水に手を差し出して鯉を触っている様子はすさまじかった。
山は標高差が200mと小さすぎて、こども達は少し肩すかしをくらった感じ。「ちいさ～い」という感想も。

　雨の森を楽しむ、というテーマについては天候によりかなわず。
山登りの達成感はイマイチか。山がちょっと小さすぎ？

久しぶりに大盛り上がりの一日になった。ちょこっと山（というか丘）へ上がって、山向こうの原っぱを目指し、のびのび遊んで（ちょっとケンカもあったり）、最後、池の鯉とのスキンシップ（？）で最高潮に達して、興奮気味の一日。良くあそんだな～という感じ。
山登り、という感じが少し薄かったけれど、こんな山での過ごし方もアリ。大人もかなりマッタリとしたペース。こども達もいつもよりゆっくりと周りのいろんな仲間達と関わることが出来、そういったことはグループにも良い影響を与えたように感じる。
雨の森での楽しさに出会うことは今回なかったけれど、自然の中へこつこつ入っていれば、そんな機会もまたいずれ。

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