NO | 団体名 | 主な企画内容
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明石 のはら くらぶ(兵庫県) |
「~現代にトムソーヤを甦らせるプロジェクト~「未来のリーダー集まれ!放課後の自然たんけん隊」」 放課後の学校で出前自然教室を開催し、自然の中で遊ぶきっかけを作り、子どもたちの中にある冒険心を甦らせる企画。活動を通じて未来のリーダー、ゆくゆくは地域のキーパーソンとなる人材の育成を図る。 |
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活動レポート(4) 『自然たんけん隊・全体会(第1弾)親子で夕方の森をたんけんしよう』
日 時:2012年7月14日(土)16時45分~20時15分
場 所:県立明石公園
参加者:明石 のはらくらぶが、放課後のたんけん隊を行っている小学校の児童とその保護者
鳥羽・花園・人丸・大観小学校の児童18名・保護者17名・幼児3名 計38名
指導者:明石 のはら くらぶ スタッフ4名
今日のテーマ
『親子で夕方の森をたんけんしよう!』
◎森の主・アオバズクに会いにいこう! ◎夜の森を感じよう!◎原っぱでの~んびり夕涼み会
◎ジュニア・リーダーとして、お父さんやお母さんたちに自然の不思議や素晴らしさを伝えよう!
活動の4回目は、明石市の中でも里山林が残る数少ない場所、県立明石公園の夕方から夜の森をたんけんしました。放課後の自然たんけん隊を通して、子どもたちは自然の不思議に魅了され、自ら行動する力がついてきました。未来のリーダーになる資質に溢れた我が子の様子を見ていただくとともに自然を介した親子の会話が家庭でも広がってほしいとの願いから、ジュニア・リーダー20名の保護者に「親子で夕方から夜の森をたんけんしませんか?」と呼びかけたところ、うち14組の親子が参加してくれました。子どもたちには、ジュニア・リーダーとして主体的に参加し、昼間とは違う夕方から夜の森をゆっくり、じっくり味わいながら、日頃鍛えた感性を見事にお父さんやお母さんに伝えていました。
また、明石市内小学校教員で構成される小学校理科部会の教員8名が、スキルアップの研修会も兼ねて、安全管理等のサポートを担当してくれたので、安心して活動を進めることができました。
公園入り口で集合!お父さんもたくさん参加してくださり、たのもしい限りです。安全面のお話をした後、夜の森たんけんに出発! 総勢52名はさすがに長い列。早速、剛の池でアオサギとカワウ発見!
公園の奥で、森の主・アオバズクに会えました!
目の前でお父さん、お母さん、ヒナ3羽とご対面。
毎年、見守り続けている日本野鳥の会の松本さんから、詳しくお話を聞きました。
アオバズクに出会った後は、原っぱでのんびり休憩&交流タイム。さすが、ジュニアリーダー!みんなで協力して、シートをあっと言う間にしいてくれました。親子で軽食を食べながらセミのことを調べたり、バッタを探したり楽しい時間を過ごしました。そして、明るいうちに集合写真を撮影した後は、夜の森たんけんに出発。みんな昼間とは違うからと声を掛け合いながら、真っ暗な森の中に入りました。
懐中電灯で木を照らすと、樹液に集まる昆虫がいっぱいいます。
あちこちから見つけた!の声。
お父さんに肩車してもらってセミの羽化を観察している子もいました。
セミの幼虫がでてきた穴を発見。どのくらいの深さなのか掘って調べました。セミのぬけがらは、この時期オスしかいないと聞きましたがメスを発見!聞いたことを鵜呑みにするのではなく、自分の目で確かめることの大切さを伝える絶好の機会となりました。
子どもたちの声
・バッタをつかまえたら、少し飛んでびっくりしたよ。(小5)
・フクロウ(アオバズク)のお父さんとお母さんを望遠鏡で見たら、すごく近かった。(小4)
・今日は、夜のたんけん隊だったし、親子で参加したから緊張は少ししたけど楽しかった。(小4)
保護者の声
・アオバズクが明石公園にいるなんて思ってもみませんでした。望遠鏡でのぞいた時は親子でびっくり!「こっち見てる~」なんとかこの環境を守っていきたいです。(小4・母)
・子どもたちが真剣に観察しているのを見て関心しました。(小5・祖父)
・放課後のたんけん隊に毎回参加して昆虫をさわることができるようになりました。この夏はファーブル昆虫記のセミの歌のひみつを読んでみるようです。今後とも「気づき」と「疑問」を与えてやってください。(小4・父)
・親子で観察会に出ると私も勉強になり、世界が広がりました。明石公園の違う世界を見せていただきありがとうございました。(小4・母)
・じっくり観察することで初めて見えてくる自然の姿に心が動かされました。子どももたんけん隊に参加して自然の中にはいろいろと発見することがあると目を向けるようになった気がします。(小4・母)
・娘たちが生き生きしていた(小4・父)
・以前は虫ぎらい?だったと思うのですが、そうではなくなりました。外に出ると、草や花のことを教えてくれます。(小4・母)
サポートしてくれた教員の声
・自然にふれることができ、日ごろ関心を持っていなかったことに
ふれることができました。
・アオバズクが1つがいしか明石公園に住めない事に驚きました。生態系の頂点である猛禽類は広いテリトリー、たくさんの餌がいるんだなあと改めて思いました。
・普段できない夜の観察で、子どもたちは「セミの幼虫いたよ~!」「どこ?」ととても楽しんでいました。
・セミの幼虫がなかなか見つからなくて、やっと駐車場で発見した
時に心の底から「すげ~!!」と声が出ていました。そこから行
動が変わり、必死にみつけてようとしていました。動いている幼虫をみつけたときに「イナバウワーしないかな?」と本で知ったことを活かしていました。
・明石公園にこんなにも生きものがいるとは知りませんでした。
・「ジュニア・リーダーお願いします。」という言葉に反応し、みんな意識を持って行動できている気がしました。リーダーとしての自覚を持たせることがとても大切だと感じました。
・初めて知ることがたくさんあり勉強になりました。
スタッフの声
・まっ暗な森で、どこに光を当てたら虫がみつかるか等、本能的に動く子どもたちの姿が印象的だった。
・小学生に子どもたちとは、日頃からよく関わっているが、親御さんと一緒にふれ合う中で、より親しみが感じられるようになった。お父さんの参加も多かったので、このような機会は大事だと思う。
・何かを見つけると、誰かにそれを伝えて共有しようという行動があちこちで見られた。
・夜の森に入って行く時、お父さんに「ドキドキする」と言って、手をギュッと握っていた子がいた。(不安や期待を素直に表していた)
・大人が気づくことができない、生きもの、音などに子どもは瞬時に気づいていた。
・まっ暗な森の中で、次々に昆虫をみつけて行く我が子の姿をみて「おまえらすごいな~!」とお父さんが嬉しそうに笑いながら、自分の本気モードでたんけんされていた姿
子どもたちのワークシートより↑
活動レポート(1) 『土は生きている!!』
活動レポート(2) 『むしむしたんけん隊』
活動レポート(3)
活動レポート(4) 『自然たんけん隊・全体会(第1弾)親子で夕方の森をたんけんしよう』
活動レポート(5) 『自然たんけん隊・全体会(第2弾)夏休み自然たんけん隊IN明石公園』
活動レポート(6) 『夏休み校庭の自然たんけん隊IN赤穂アフタースクール』
活動レポート(7)
活動レポート(8)
活動レポート(9)
活動レポート(10)
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