NO団体名主な企画内容
43 明石 のはら くらぶ(兵庫県) 「~現代にトムソーヤを甦らせるプロジェクト~「未来のリーダー集まれ!放課後の自然たんけん隊」」
放課後の学校で出前自然教室を開催し、自然の中で遊ぶきっかけを作り、子どもたちの中にある冒険心を甦らせる企画。活動を通じて未来のリーダー、ゆくゆくは地域のキーパーソンとなる人材の育成を図る。

活動レポート(6) 『夏休み校庭の自然たんけん隊IN赤穂アフタースクール』

日 時:2012年7月27日(金)9時50分~13時
場 所:兵庫県赤穂市立赤穂小学校  アフタースクール教室
参加者:兵庫県赤穂市立赤穂小学校アフタースクール1~3年生の児童27名指導者:明石 のはら くらぶ スタッフ3名
今日のテーマ

『夏休み校庭の自然たんけん隊IN赤穂アフタースクール』
◎校庭の昆虫たんけん
◎セミのぬけがら鑑定士にチャレンジ!
◎草笛名人になろう
◎草花であそぼう!草笛・カヤツリソウ・エノコログザ

 のはらくらぶスタッフの小さなつぶやきから始まった「放課後の自然たんけん隊」。明石市内での活動を知った赤穂小学校アフタースクールの指導員から「赤穂でもぜひ、取り組んでみたいので自然体験の内容や指導方法を子どもも指導員も体験したい」との相談と申し出があった。そこで、今回は少しでも他の学校や団体の参考モデルとして、この活動が広がっていけばとの思いから赤穂市で実施した。
 教育委員会を通して、市内6全小学校に案内を出されたとのことで、尾崎、城西小学校アフタースクール指導員の見学があり、結果、赤穂市内半分にあたる3校において「放課後の自然たんけん隊」が広がる可能性が生まれた。


スタッフ紹介の後、すぐに校庭へ

セミどこ~?と言っていたが、一度見つける目ができると、次々に見つけていました。



校庭の回りの木をていねいにたんけんしていくと、地面にセミの幼虫がでてきた穴を発見!

木の枝をものさしのして、深さを測ってみました。






みんなで見つけたいきものを紹介しあいました。すると、カナブン、ハグロトンボ、アオスジアゲハ、クロアゲハ、アブラゼミ、クマゼミ、ミミズ、ダンゴムシ、クモ、カメムシ、カヤツリグサ、エノコログサ、ニイニイゼミの脱け殻、ショウリョウバッタの赤ちゃん、クスノキ、藤のタネ…などなど、校庭の中、しかも40分程の短い時間で、こんなにいろんな生きものに出会うことができました。そして、アフタースクール教室のすぐ横に生えているオシロイバナの葉っぱで
草笛にチャレンジ!指導員の先生たちも音がでると子どもも大人も共に大喜び、こうして、子どもと感動を共有することが心に残る体験につながることがよくわかりました。


教室で調べ学習中




フジのタネを割ってみよ

セミが交尾してる!


校庭で見つけた草

カヤツリグサがエノコログサで草遊びに夢中で、何回も校庭に草を取りに行っていました。


子どもたちの声

・校庭にはいっぱい虫がいた
・だれよりも早くセミがとれてうれしかった
・ピンと葉っぱを張ると草笛が上手に鳴るのでびっくりした

アフタースクール指導員の声

・自分たち指導員には今までなかった視点を教えてもらえた。
・子どもたちは毎日、セミのぬけがらを見て、オスかな?めすかな?とよく観察するようになった。セミの穴を見つけては深さ調べをしている子もいる。カヤツリソウで楽しそうに遊ぶ姿も見られる。子どもたちは、いい加減に聞いているように思えたが、ちゃんと体験が身について、その後に生かされていることがよくわかった。
・普段お話が聞けない子もちゃんとわかっていて、大人よりすごいと見直すことができた。
・特に興味を持った子は、いろんなことを調べて指導員に教えてくれるようになった。
・他の学校の指導員も体験に参加できてよかった。赤穂市内の小学校のアフタースクールでこのような取り組みが広がってほしいと思っている。

成果・課題

・小さな取り組みが一つのモデルとなって広がっていくことは大きな成果である。しかし、「のはら くらぶ」が目指している体験活動をより有意義に行う上で、その志や手法を見につけた人材育成が急務である。(この課題解決のために今秋から指導者育成講座の実施を検討することにした)



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活動レポート(2) 『むしむしたんけん隊』
活動レポート(3)
活動レポート(4) 『自然たんけん隊・全体会(第1弾)親子で夕方の森をたんけんしよう』
活動レポート(5) 『自然たんけん隊・全体会(第2弾)夏休み自然たんけん隊IN明石公園』
活動レポート(6) 『夏休み校庭の自然たんけん隊IN赤穂アフタースクール』
活動レポート(7)
活動レポート(8)
活動レポート(9)
活動レポート(10)

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