速報レポート1 第1日目日時:9月2日
はじめに
本校が5泊6日の長期宿泊・自然体験学習をはじめて5年目になりました。小学校5年生の児童を学校管理下の行事として長期キャンプを実施するにあたっては,事前の準備段階から組織作り(人的配置),活動計画(プログラム内容),備品準備(物資調達)等で,私たちは,多くの時間を費やしてきました。しかし,毎年,参加児童の「生活規律」や「人とのかかわり」に大きな変容(成果)が得られ,事後の学校生活に生かされていることが,私たちにとって,大きな自信と励みになっています。 また,新たな試みとして,本校の4年生が2泊3日で実施している一般的な学校管理下で行われる「教師主導型キャンプ」と比較分析し,今後の学校キャンプのあり方を模索していく計画です。 5泊6日間,子どもたちをサポートしてくれる学生ボランティアさんは,今年も約20名参加してしてくれることになりました。 本校の取組で,学生ボランティアさんの存在は,非常に大きいものがあり,長期間引率する教員の指導への負担も軽減されます。ただ,学生ボランティアさんには,指導者ではなく始動者的な存在で,子どもたちに対応してほしいと事前に依頼しました。 同じ京都市ではありますが,市街地よりは気温が約5度程度低い山の中にある,京都市野外活動施設「花背山の家」に予定時刻に到着しました。 昼食(持参弁当)後の最初の活動は,6日間使用する「竹はし」の制作です。たっぷり時間を取って世界に一つしかないオリジナルの竹ばしを作りあげました。小刀を使うことも初めての子どもが多かったのですが,班付きのカウンセラー(学生ボランティア)の真似をして,怪我をすることなく全員作りあげました。 夕食は,野外炊事の定番,カレーです。本校の活動の特徴は,生活体験重視のため,朝・昼・夕食作りが毎日のメインの活動です。学校管理下での活動は,食事は食堂や依頼弁当等で済ませることが多いです。そして,諸々の自然体験活動を利用施設職員に指導を委ねて体験させることが一般的です。それは,野外炊事をすることによって,活動時間のほとんどが費やされ,引率教員の指導負担も多くなるからです。しかし,本校では,あえて食事を作るという生活体験を複数回と取り入れることによって,子どもたちを追い込み,目的の一つである「自然の中で生きる力を高める」ことを求めました。最初は,多少時間がかかっても,子どもたちに任せていくことによって自主的活動が生まれ,子どもたちが良き変容をしていくのです。 初日の夜は,ボンファイヤーで楽しみました。セレモニアル的なファイヤーでなく,親睦のためのファイヤーをすることによって,班の仲間や班付きカウンセラーとの仲間意識を高めました。 速報レポート1 第1日目 速報レポート2 第2日目 速報レポート3 第3日目 速報レポート4 第4日目 速報レポート5 第5日目 速報レポート6 第6日目 ■別年度のレポート 2014年度 「自然に親しみ・自然を理解し・自然を大切にし・生きる力を高めよう!」~全校たてわりグループで自然体験活動をしよう~ 実施レポート 2013年度 「自然に親しみ・自然を理解し・自然を大切にし・生きる力を高めよう!」~野外活動クラブ&課外活動の取組~ 実施レポート 2011年度 醍醐西e-na(えーな)プロジェクト 実施レポート 2010年度 長期宿泊・自然体験学習 5泊6日in花背 実施レポート 2009年度 長期宿泊・自然体験学習 5泊6日花背山の家 実施レポート プログラム検索に戻る |