NO団体名主な企画内容
37 京都市立醍醐西小学校(京都府) 「「自然の中で生きる力を高めよう!長期宿泊・自然体験学習・5泊6日」Part5」
サバイバルクッキングやテント泊などの生活体験活動をメインに、川下りやナイトハイクを含めたチャレンジ体験活動にも挑戦し、生きる力の向上を図るキャンプ。子どもたちが目標を持ち活動するキャンプと教師主導型のキャンプで子どもの成長の違いを比較する取り組みも行う。

速報レポート5 第5日目

日時:9月6日
第5日目(9/6)

 5日目のモットーは「笑顔」です。5日目で疲れもいっぱいたまっているでしょうが,笑顔で活動することが大事だよ。」と朝の集いで子どもたちに言いました。




朝食(食堂)

 5日目にして,初めて食堂を利用します。他校では考えられないことですが,本校の場合は,生活体験重視のため,食事(野外炊事)をメイン活動においてきたので,これまでに食堂は利用していませんでした。何も苦労しなくても,食事をいただくことができることのありがたさを,子どもたちは口々に言っていたことは,感謝の心を高める効果があったと思われます。

昼食(野外炊事9)野外パーティー

 午前の活動は,昼食の野外パーティーのための野外炊事です。時間をたっぷりかけて,各班指定された料理を作ります。「ちらしずし」「ドライカレー」「スパゲティー」「ギョウザ」「フルーツミックス」「ツナサラダ」「・・・」とスタッフ料理も含めて全部で13種類の料理を手分けして作り,野外パーティーにのぞむ楽しいイベントです。
 意欲満々で取りかかり,約2時間後には見事なごちそうが,テーブルを飾りました。




 12時過ぎ,花背山の家の所長さんも招待し,野外パーティーが始まりました。各班,自慢の料理を紹介し,呼び込みの声も高らかに,賑やかなパーティーになりました。

選択プログラム

 施設内に設置されている本格的な「アスレチック」に挑戦や夜のメインキャンプファイヤーの出し物を考えるなど,午後からの活動は,各班おまかせの自由行動を取りました。
 初日に自由行動の時間を取っていたら,自分たちで相談して決めるというよりも,先生からの指示やアドバイスを待ちの言われた通りの活動(指示待ち活動)しかできなかったと思いますが,5日目の自由行動は,指示やアドバイスがなくても,子どもたちどうしの話し合いで決めることができる「自主的活動」が成立していたように思われます。
 これから比較分析する,4年生時の教師主導型のキャンプ(子どもにとってはお客さんキャンプ)との違いがここにあると思います。そこが,長期宿泊キャンプの目的の一つではないかと思います。




夕食(食堂)

 夕食は,他校と一緒になりました。これまでほぼ単独ですべての活動や食事をしてきたので,いろいろな制約が出てきましたが,バイキング形式の食事は,子どもたちに大変好評で,何回もおかわりをしていました。朝の食堂利用と同じように,「毎日ごはんを作ってくれるお母さんに感謝しなければ!」という会話が聞こえてきました。長期宿泊キャンプで生活体験(野外炊事)の効果が早くも出てきてうれしくなりました。




メインキャンプファイヤー(キャンドルファイヤー)

 長期宿泊5日目の夜です。最後の夜になりました。メインキャンプファイヤーで大いに盛り上がりたかったのですが,夕食時から突然の雨,残念ながらホールでの「キャンドルファイヤー」になりました。 これまでのファイヤーは,受身でゲームをしたり,歌ったり踊ったりでしたが,メインファイヤーは,班ごとに出し物を披露します。選択プログラム時に秘密練習していた出し物を,各班披露して盛り上げてくれました。人前で話せなかった子どもや恥ずかしがって自ら歌うことができなかった子どもたちが,自分をさらけ出して,大きな声でセリフを言ったり,歌って踊ったり,すっかり子どもたちどうし打ち解けていました。また,引率の先生や学生ボランティアさんも子どもたちと一緒に,場を盛り上げ童心に帰って楽しみました。