速報レポート4 第4日目日時:9月5日
第4日目(9/5)
この日もさわやかな涼しい朝をむかえました。子どもたちは疲れがたまっていたのか熟睡状態で,起床の時間までテントから出てきませんでした。 4日目の朝食は,純和食メニューの野外炊事です。「ごはん」「焼き魚」「納豆」「大根おろし」「味噌汁」薪でごはんを炊くのも,もう慣れたもの。マッチ1本で火をおこし,どの班も用意をはじめて30分前後で炊き上げました。初日の野外炊事にマッチ箱全部使って,四苦八苦して火を起こしていたことがうそのような光景でした。生きる力の高揚というか,子どもたちの成長,変容を,この日もはっきり垣間見たようでした。 今日は,2泊3日の野営地キャンプを撤収し,長期宿泊キャンプの拠点地「花背山の家」に戻ります。本校の長期宿泊キャンプの目的である,「生きる力の高揚」のためには,野営キャンプを続けることがいいのですが,学校管理下でのキャンプでは,いろいろな制限があります。野営地を独占することはできないし,子どもたちの体力面,健康面を考えて2泊3日で撤収することになりました。 昨年までは,午前中に撤収して拠点地に戻っていましたが,今年は,野営地を徹底的に現状回復,来た時よりも美しくということで,昼食はお弁当を依頼して,撤収作業にたっぷり時間をかけました。 この日の活動モットーは,「挑戦」です。「花背山の家」に戻って,荷物整理をしたあとは,初めて体験する活動に挑戦します。 私たちはいろいろな命をいただいて食して生きています。魚つかみで捕まえた魚をさばいていただくことも,命の大切さを肌で感じる経験です。 長期宿泊4日目の夜は,ナイトハイクです。もちろんこの日のモットーは「挑戦」ですから,ただ夜間に山道を歩くだけでなく,肝試しの要素もたっぷり含まれています。施設内にある茅葺きの民家に集まり,薄暗い裸電球の下で,昔,この地で実際に起こった遭難事故の話を子どもたちに聞かせたあと,班ごとにスタートしました。スタート前から涙ぐんで,足がなかなか動かない女の子もいましたが,班付きカウンセラーの学生さんに励まされて,べったりひっつきながら夜道を歩いていきました。 冷汗をかいたあと,3日ぶりに大浴場での入浴タイム。ドラム缶風呂もいい経験でしたが,この日は,感謝,ありがたさを感じた入浴になりました。 もうホームシックにかかって涙ぐむ子どももいません。笑顔,笑い声が聞こえてきます。班の仲間意識が確実に強くなっています。お互いに思いやりの言葉がけがみられ,話し合う口調も優しくなっていました。長期にわたり,寝食を共にして過ごすことの効果を感じた班別ミーティングでした。 速報レポート1 第1日目 速報レポート2 第2日目 速報レポート3 第3日目 速報レポート4 第4日目 速報レポート5 第5日目 速報レポート6 第6日目 ■別年度のレポート 2014年度 「自然に親しみ・自然を理解し・自然を大切にし・生きる力を高めよう!」~全校たてわりグループで自然体験活動をしよう~ 実施レポート 2013年度 「自然に親しみ・自然を理解し・自然を大切にし・生きる力を高めよう!」~野外活動クラブ&課外活動の取組~ 実施レポート 2011年度 醍醐西e-na(えーな)プロジェクト 実施レポート 2010年度 長期宿泊・自然体験学習 5泊6日in花背 実施レポート 2009年度 長期宿泊・自然体験学習 5泊6日花背山の家 実施レポート プログラム検索に戻る |