NO団体名主な企画内容
40 NPO法人 シニア自然大学校 子ども教育部門(兵庫県) 「ジュニア自然大学(服部教室) 第12期「こどもゆめくらぶ」」
野菜栽培などの農業体験を中心に、自然や生き物と触れ合う多様なプログラムを通して命の大切さを学ぶ。本科コースでは夏野菜やサツマイモの植付け、じゃがいもやタマネギの収穫、自然観察、古民家での昔の暮らし体験をし、1年間の本科コースを卒業したメンバーは田植えから稲づくりを体験する。

速報レポート2 本科 第2回目

実施日時  :5月4日
実施場所  :日本民家集落博物館内
参加小学生数:39名、スタッフ:17名

前回の開講式はセカンドとの合同行事であったが、今回からはいよいよ本科の第2回目の活動日となります。
“初めての野菜畑”をテーマに野菜の不思議を勉強します、今日の不思議発見なんだ!感じてみよう!触ってみよう!見てみよう!を合言葉に、自分達の「畑」での農作業を中心に自然体験学習活動を始めます。
日本民家集落博物館の正面玄関前に集合して、入館してからは館内の道沿いの柿の木や栗の木の花の様子を観察しながら十津川の民家前まで進み、朝の集いが始まります。
皆で大きな声で「こいのぼり」の歌を歌いました。家から持ってきた野菜クズは各班で集めて畑のコンポストに入れて、自然の肥やし作りにチャレンジします。


1班の子ども達の集合です

朝の集いです、大きな声で「こいのぼり」を歌いました


午前中は、初めての野菜畑の体験です。これからお世話になる自分達の「畑」で使う農具の種類と名前や使い方を教えて貰いました。続いて畑の耕しをして、トマトやキュウリやナスビやピーマンやオクラやトウモロコシや里芋などの夏野菜の苗を植え付けて支柱を立てて、更に落花生や綿や赤しそや千成ひょうたんの種を蒔きました。
植え付けた夏野菜と種の畑に、立派に育って欲しいと思ってしっかりと水やリをして、終ると使ったスコップや鍬などの農具やジョウロなど道具類を、きれいに水洗いして元の場所に片付けます。


畑のマナーについて

農具の使い方の説明

2班はキュウリを植えました


1班はナスビを植えました

3班は、千成ひょうたんと綿の種をポットに蒔き、トマトも植えました



昨年の先輩の子ども達が植えていたエンドウマメを生で食べてみました 

お昼の食事は、初めての「具沢山のみそ汁」と持参したお握りです。みそ汁を炊事場に取りに行く為に名乗り出た子ども達が、大きなお鍋をこぼさない様に2人で重そうに運んできました。
開講式の日に作った竹のお椀にみそ汁を取り分けて、皆で一緒に「いただきます」の言葉と共に楽しい食事が始まり、少しづつお友達になれそうな子ども達の輪と笑顔が広がって行きました。


みそ汁運びの当番です

初めての「みそ汁」を自分達が作った竹のお椀で食べました


食事の後は、竹の子の観察に出掛けました。2つの班の竹の子はビックリする程に伸びていましたが、残りの2本は殆んど伸びていませんでしたので、近くの竹の子を代りの観察用として指定しました。 生き物の世界では強いものは育つが、何らかの理由で育たないものも有ると云う「自然の厳しさ」をこども達には説明しました。
午後からは、野菜の不思議に付いて教材のパネルや写真や実物を見ながら、野菜のお腹は誰のお腹? 野菜のお腹の切抜き図からどんな野菜かを考えてみました。
野菜のどの部分を食べているのかな? 子ども達で野菜の食べている部分別に仕分けをしてみました。
根っこの不思議? ダイコンとニンジンとサツマイモの根毛の部分に爪楊枝を差込み、規則的なルールになっていることなどを、実際に目で見て確認する体験をしました。


野菜のどの部分を食べているのか考えてみよう


食べている部分を仕分けする


ダイコンの根っこは?

サツマイモの根っこの生え方はどうなってるのかな?

最後は、今日の一日のふりかえりの作成です、なかなか思い出せなかったり、初めての体験が多すぎたのか、子ども達は皆が上手くは書けなかったようですが、中には野菜の花の絵を書いてくれた子どもがいました。
これからは、2週間毎の第1土曜日と第3土曜日の活動日には、子ども達の成長を楽しみにお付き合いしていきます。



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