NO | 団体名 | 主な企画内容
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36 |
岬町立深日(ふけ)小学校(大阪府) |
「全校で取り組む環境教育・健康づくりの実践 −「食」でつながる地域と子どもの学び合い−」 "野外活動での縦割り班による異学年の学びあいと、地域の農業・漁業関係者・お年寄りなどとの交流を通して、健康教育・食育をより深い学びにする。さらに地域の魅力の再発見と発信によって学校と地域の活性化を図る。" |
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速報レポート7
実施日時 2018年9月21日(金)
場所 地域の方が所有する水田
参加者 深日小学校 1年:9人 2年:11人 3年:18人 4年:6人 5年:20人 6年22人 計86人
北濱聖彦さん
北濱元博さん
北濱薫里さん
内容
深日小米を作ろう3(全校稲刈りの巻)
9月20日(木)に予定していた稲刈りが雨のためできませんでした。和歌山大学の学生ボランティアや岬町町づくりエディターの方たちにも来ていただく予定でしたが、残念ながら順延となってしまいました。翌日の21日(金)は、前日一日中降っていた雨も大きな影響なく、全校での稲刈り体験ができました。
本校は全校児童86人を12の班に分けて、異学年でそうじや学校行事など様々な学習活動をしています。米作りの学習をした5年生にもリーダーシップを発揮してほしいとの思いから、第1陣は1・3・5年生のたてわり班、第2陣は2・4・6年のたてわり班での作業にしました。6年生や5年生は班の最高学年として下級生に指示をだしたり、一緒にやったりと話し合いや工夫が随所に見えました。田植えの時に一斉に作業した時とは一味違った学びの場がありました。
北濱さんから説明を聞きます。6年生は去年、稲刈りを経験しましたがしっかり下級生に教えながらできるかな。
2年生がなかなか麻ひもを上手に結べなくて困っていたら6年生がすぐに助けてくれました。ありがとう!!
1年生の児童が鎌でけがをしないように5学年が一緒に稲を持ってサポートしてくれています。
麻ひもできつく縛るためには、協力しないとできないよね。5年生が稲を持ってあげて3年生が結んでいます。いい経験ができているよ。
みんなで作業していくと・・・・・
あっという間にたくさん刈って干すことができました。
1・3・5年のたてわり班、2・4・6年のたてわり班とも実際の作業時間は30分ほどでしたが、あっという間に予定していた区画以上を刈ってしまいました。これには先生や北濱さんたちもびっくり!
田植えの時は1年から6年生まで一斉にしました。今回の稲刈りでは、高学年それぞれがリーダーシップを発揮し、一人ひとりが「稲を刈る」「稲を麻ひもでくくる」「なるに干す」という一連の作業を全て経験することができました。今回の全校での田植え、稲刈りを契機として、来年度以降も継続していけば、なかなかできない経験が小学校生活を通して積み重なっていくという本校独自の特色づくりにもつながります。こうした地道な取り組みの積み重ねが学校や地域の活性化、地域の再発見につながるのではないでしょうか。
本校の田植えや稲刈りの学習は一時期、中断していましたが、2年前から田植えや稲刈りでお世話になっている北濱さんにお世話になっています。全校で北濱さんにお礼の手紙を書きました。どの児童も北濱さんへの感謝と会見を通しての新たな発見、米作りの大変さ、そしてお米のありがたさに満ち満ちていました。一部ですが、抜粋して紹介します。
1年生
- いねかりをさせてもらってありがとうございました。おもったよりかんたんでした。
- どんどんなれてきて、うれしかったです。
- (いねを刈るのは)かたかったけどたのしかったです。
- むずかしかったけど、がんばりました。
2年生
- たんぼでいろいろなことをさせてもらってありがとうございました。また、やらしてくださいね。
- 田うえやいねかりのやりかたがぜんぶわかりました。私も田うえをじっさい家でしたいとあのとき思いました。おいしいお米ができたらいいですね。
- 田うえやいねかりははじめてだったけど、北はまさんのせつめいでよくわかりました。またさせてください。
3年生
- 田うえもいねかりもめったにできないのでありがとうございました。5年生や1年生とできてうれしかったです。
- いねは思っていたよりも切りやすかったです。いい経験をさせていただいてありがとうございました。
- 自分も(上級生みたいに)ひもやかまで上手にやりたいです。
- ぼくはいねかりをするのが初めてでどきどきしました。でもかんたんですごく楽しかったです。また、全校でやらしてほしいです。
- 田うえしたときと見た目がかわっていてすごかったです。いねをかる時に、初めはすぐに切れなかったけど、あとからみんなみたいに切るのがむずかしくなくなりました。虫もたくさんいました。また、田うえといねかりをしたいです。
- 育てていたお米はとてもおいしそうでした。いねを見ていたらおなかがすいてきて食べたいなと思いました。
- 田うえをしたときに、土でどろどろになったりしたけど、わたしたちが食べているお米はそんなにてまがかかっているのがわかりました。
- かまを使わせてもらったことが一番うれしかったです。私は「なるにほす」ということを初めて知りました。
4年生
- 昨日は雨でいねかりができないと思っていたから今日はできてうれしかったです。田植えからいねかりまでの間、水を入れたりしてくれてありがとうございました。お米を大切にします。
- いねをかまでかるのが前より上手になってうれしかったです。田植えといねかりの間のかんりがとても大変だと初めて知りました。
- 田植えのときよりもいねの数がふえているように思えました。
- 田植えからいねかりまで、4か月ぐらいでできるってすごいと思いました。
5年生
- 濱さんが5年生だけのいねかりの時に分かりやすく教えてくれたおかげで、私たちも1年生や3年生に分かりやすく教えることができました。
- 5年生だけでやったときよりも、1・3・5年生でやった方が楽しかったです。また挑戦して上手になりたいです。
- 北濱さんの田んぼのお米でおすしを作るのが楽しみです。
- 全校でやるときに1年生に教えてあげたので、1年生もうまくできたと思います。稲かりはいい経験でした。
- 一番のポイントの刈った稲を強く結ぶことができたので、なるに干すときにばらつかなかったのがうれしかったです。
- 私たちの班は刈る人とひもを結ぶ人を相談して分けてしたら早くできました。
- 2回できたから刈るのはかんたんになったけど、ひもを結ぶのはむずかしいです。
- 稲かりのやり方をていねいに分かりやすく教えてくれたので、稲刈りをみんなでかんたんにできました。だから、今日ぼくより低い学年の子に教えることができました。
- 初めてしたときは難しかったけど、あとからかんたんになっていきました。みんな上手で楽しかったです。5年生だけでするよりも全校でしたほうが楽しかったです。
- 5年生だけでやったときよりも上手にできた気がしました。1年生も3年生も上手にできていたのがうれしかったです。教えるのが難しかったです。でもきちんと聞いてくれたので楽しく稲刈りができました。
- これで稲かりは2回目だけど、私はまだ上手じゃないけど、また稲刈りを全校でしたいです。
6年生
- 去年もさせていただきましたが、今年も稲刈りを体験してやはり大変だとわかりました。(地元の)中学校に通うので毎日見に行きます。
- 2回目ですが、改めて大変だということがよくわかりました。でもすごく楽しかったです。いねを刈るのも久しぶりで気持ちよかったです。大変といっても僕たちがしたのは最初と最後の田植えと稲刈りだけで、北濱さんの方が大変だと思います。仕事で忙しい中、稲刈りを体験させていただき本当にありがとうございました。
- 5年生の時にクラスでやったときはわからないことこがいろいろありました。今年は全校で自分たちが教えながらしました。下級生に教えるのは難しいと思いました。
- お米を残さずにみんなでおいしくいただきます。
- 普段経験しないので、すごく楽しかったです。そして、田植え、稲刈りが意外にも忙しいということがわかりました。今年は全校で収穫したので早く終わりました。
- 稲刈りをやってもみて、昔の人はこれをずっとやっていたのかと思いながらやらせていただきました。そう考えたら今の暮らしが楽なんだなと思いました。
- 去年は5年生だけでの稲刈りだったけど、今年は全校でやらせてもらって、去年と比べて早く、楽しくできてよかったです。去年やらなかったなるに干す作業をやってみて、大変だなと思いました。お米の大切さがもっとわかりました。
- (自分たちが経験した)田植え、稲刈り以外にも北濱さんはほかの仕事や作業をしていてすごいなと思いました。改めて、お米の大切さがわかりました。北濱さんがいなかったらお米は成長していないと思います。
- 自分たちがやったのは本当に一部で、他にもいっぱい作業してくださっているのでおいしいお米ができていると感じます。
- 私は稲刈りよりも田植えが楽しかったです。忙しい中、田んぼを貸してくれてありがとうございます。なるに干す作業をして、意外と稲が大きいし重いなあと思いました。これからはお米をいっぱい食べて大事にしますので、これからもがんばってください。
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