NO | 団体名 | 主な企画内容
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36 |
岬町立深日(ふけ)小学校(大阪府) |
「全校で取り組む環境教育・健康づくりの実践 −「食」でつながる地域と子どもの学び合い−」 "野外活動での縦割り班による異学年の学びあいと、地域の農業・漁業関係者・お年寄りなどとの交流を通して、健康教育・食育をより深い学びにする。さらに地域の魅力の再発見と発信によって学校と地域の活性化を図る。" |
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速報レポート10 たてわりてまり寿司作り
日時:10月12日(金)10:35~12:10(3・4時間目)
場所:深日小学校家庭科室・実習室
参加者
深日小学校 1年:9人 2年:11人 3年:18人 4年:6人 5年:20人 6年22人 計86人
クラブ活動でお世話になっている地域の方々 計12人
今日は、待ちに待った、たてわり班での手まり寿司作りがありました。今年は田んぼを貸してくださっている北濱さんのご協力もあり、事前に全校児童で田植え体験、稲刈り体験をさせていただくことができ、今回はそのお米を使って、てまり寿司作りを行うことになりました。てまり寿司作りを行うにあたり、担当教員でこれまで試行錯誤をしながら、準備を進めてきました。
今回作ったてまり寿司は、お米を炊くこと以外、特に調理の必要がありません。そのため低学年の児童でも簡単に作ることができました。
たてわり班でこのような活動を行うのは、今年が初めてで、うまくいくかどきどきしていましたが、子どもたちは始まる前からとても楽しみにしている様子でした。また、事前に日頃お世話になっている地域の方々にお声かけをしたところ、12名の方が来てくださいました。とてもありがたいですね。体育館で集まった時に、みんなであいさつをしました。
てまり寿司作りを始めるにあたり、最初に栄養教諭の高濱先生から岬町に昔から伝わる押し寿司についてお話していただきました。同じ岬町でも、地区によって具材の内容が違っており、押し寿司には地域の特性がよく表れていることが分かりました。例えば春に祭りがある多奈川地区はアナゴを使い、秋に祭りのある淡輪地区と深日地区ではハモを使いますが、淡輪地区では先に焼いて味をつけるのに対し、深日地区では味をつけてから焼きます。さらに海に接していない孝子地区では魚が腐らないように酢でしめた、しめ鯖を使った押し寿司が伝わっているそうです。また、押し寿司はお酢や砂糖の効果で腐りにくく、保存食の役割があります。今回みんなで作る手まり寿司も火を通さずに作れるので、栄養が偏りやすい災害時などでも、ちょっとした工夫でほっこり、おいしい食べ物となるのではないでしょうか。髙濵先生のお話をしっかり覚えて深日の伝統を大切にしていきたいですね。
その後、それぞれの教室に移動して、作り方の説明を聞きました。みんなとても真剣に説明を聞いていました。
そして、いよいよ手まり寿司作り開始!地域の方もそれぞれの班に入っていただき、一緒に作りました。ラップを広げて、さくらでんぶ・えだまめ・たまご・しいたけのうま煮をのせて・・・
きゅっとしぼって完成!!自分で具材の量や入れる順番をアレンジして、オリジナルの手まり寿司を作りました。みんなで楽しくできましたね。
そしてできあがり!
その後、それぞれが作ったてまり寿司を手に持って、教室に移動しみんなで輪になって食べました。
以下、子どもたちの感想です。
1年
- はじめて手まりずしを作ったけど、おいしかったです。また作ってみたいと思いました。
2年
- 自分が作った米を食べられてうれしかったし、とてもおいしかったです。
- 自分で作った手まり寿司はとてもおいしかったです。
3年
- はじめは作るのがむずかしいのかなと思っていたけど、作ってみると意外とかんたんで楽しかったです。また次もできたら、みんなで食べたいです。
- 手まりずし作りは楽しかったです。見た目もかわいかったです。
4年
- はじめて作ったけど簡単で、朝ごはんの時もすぐ作れるから家で作ってみたいと思いました。
- 家でもほかの具材を使って、オリジナルの手まり寿司を作ってみたいです。すごくおいしかったです。
5年
- てまりずしはおいしくて、家でも作れるからいいと思いました。作り方もかんたんで
おもしろかったです。
- 手まりずしの作り方が分かりました。時間はかかったけど楽しかったです。
おしずしの話もよく分かりました。
6年
- 自分たちで植えて、自分たちで刈ったお米で手まり寿司を作って思ったより簡単で美味しかったです。たてわり班のみんなと作って楽しかったです。また作りたいと思いました。
- 今日は貴重な体験をさせていただき、とてもうれしかったしとてもおいしかったです。今年で6年生はおわりだけど、中学でもそういう体験があったらいいなと思います。
子どもたちの感想にもありましたが、皆とても楽しく、いきいきとてまり寿司作りに取り組んでいました。また低学年を手助けする高学年の児童の姿も見受けられ、昨年度から続けてきたたてわり活動の幅が広がり、より縦のつながりが深まってきているのではないかと思います。
今回の活動を行うにあたり、田んぼを貸してくださった北濱さんをはじめ、たくさんの地域の方々にお世話になりました。改めて深日小学校は地域の方々に支えられながら、たくさんの学びの機会を作ることができていることを実感しました。
今後も小規模校の特性を活かし、地域の自然活動を通して学校全体で食育・健康教育に取り組んでいきたいです。
たてわり手まり寿司指導略案
日時 10月12日(金) 3・4時間目
目的 ・たてわり班での異学年での学び合いによる対話的な深い学びを実践する。
・自分たちで収穫した稲を使って手まりずし作りを行い、食の大切さや食べ物の栄養について知る。
流れ
時 | 配分 | 内容 | 場所 |
10:35 | 10分 | 全体あいさつ、地域の方の紹介 高濱先生から食べ物の栄養についてのお話、着替え | 体育館 ※たてわり班で整列 |
10:45 | 10分 | 手洗い、準備等 | 1~6班⇒調理室 7~12班⇒被服室 |
10:55 | 30分 | 手まり寿司作り開始 (全体指揮 調理室⇒出射、被服室⇒河村) | 〃 |
11:25 | 15分 | いただきます! | 各教室 ※別紙参照 |
11:40 | 10分 | 後片づけ(ゴミ捨て等) | 〃 |
11:50 | 15分 | 感想を書く | 〃 |
準備物
児童・・・ エプロン、三角巾(帽子)、マスク⇒給食エプロン可
マスク、筆記用具
学校・・・ きんしたまご、しいたけのうま煮、さくらでんぶ、
ちらし寿司の素、サランラップ、紙皿、紙コップ、
使い捨てスプーン、わりばし、まな板、お茶、炊飯器、
ボール等
手まり寿司の作り方
使用食材の成分表をお手紙で家庭に配布しました。
我が家のオリジナル手まり寿司レシピ募集のお手紙
今回の活動で全校で田植え・稲刈り・手まり寿司でお世話になった北濱さんにお礼のお手紙を書きました。
速報レポート1 潮干狩り
速報レポート2 深日小米を作ろう1(田植えの巻)
速報レポート3 ひらめの稚魚放流
速報レポート4 手まり寿司づくりの実験
速報レポート5 5年生家庭科 公開授業 「食べて元気に」
速報レポート6
速報レポート7
速報レポート8
速報レポート9 脱穀し終わったお米が到着しました!!
速報レポート10 たてわりてまり寿司作り
速報レポート11 田植え・稲刈り・手まり寿司づくりのまとめ(5年生のまとめの巻)
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