NO団体名主な企画内容
12 NPO法人宍塚の自然と歴史の会(茨城県) 「いきものいっぱい お米ざくざく 子どもすくすく 田んぼの学校」
"谷津田での稲つくりを、種まきから収穫、脱殻、もちつきをして食べるまでを行いつつ、田んぼと里山で生き物や自然環境の観察を行う。在来農法と現在の機械化された農法の特徴などについても学ながら「田んぼ日誌」で記録していく。"

速報レポート5 しろかき(代掻き)

日程: 5月18日、19日
参加者:小中学生18人、幼児14人、保護者23人、スタッフのべ4人

 田んぼは4月に農家の方に小型の耕運機で耕していただきましたが、まだ土のかたまりもあり、そこに草も生えてきています。そこで、人力でしろかきをしました。しろかきとは土を細かくし、水が田んぼのすみずみまで同じ深さでいきわたるように、たいらにする作業です。水をいれて土を柔らかくした田に入り、土のかたまりをふみくずし、草はぬいたり、うめこんだりしながら、たいらにしていきました。足の他、レーキでならしたりもしました。おとうさんたちは、田んぼのへりの高くなったところをスコップ、ジョレン、レーキなどで削りました。作業をしていると、卵嚢をつけたコモリグモ、ケラ、小さな子ガエル、アメリカザリガニなどが出て来るので、子どもたちは生き物との出会いを楽しみながらの作業です。ケラは初めて見た子もいて土を掘るしっかりした前肢、毛の生えたユニークな昆虫の姿に驚いていました。シュレーゲルアオガエルのふわふわの卵塊や、透明なヌマガエルの卵などがでてきたので、これも皆で観察しました。蛙の卵は中の幼生が動くので、見ていてとても楽しいものです。暖かい日で、田んぼの中はきもちよく、子どもたちは最後に、泥団子や泥ケーキを作って遊びました。
 子どもたちの感想です。

  • 田んぼにはくもがいっぱいだった。しろかきがおわったあとのどろだんごづくりがおもしろかった。はじめてオケラをみた。(Nさん、Yくんより)
  • ヤゴを見つけました。カエルのたまごもみつけました。くもがせなかに白いたまごをのせてあるいていました。土をふむのがたいへんだったです。足がうまってとれなくなてて、ぬくのがたいへんだったです。


田んぼに水をいれ、草を取り除きながら、土を踏んで平にしていく。

泥の中を歩くのは楽しい。

レーキも使って土をならす


泥団子づくり

泥の犬、ヘビイチゴをのせた泥ケーキなど。

交代でポンプ井戸で水を汲み手足を洗って着替えて帰る



速報レポート1 田の草取り
速報レポート2 開校式
速報レポート3 種まき
速報レポート4 田んぼ観察会
速報レポート5 しろかき(代掻き)
速報レポート6 田植え
速報レポート7 さなぶり(早苗饗)
速報レポート8 生き物調べ
速報レポート9 かかし作りと稲の花の観察
速報レポート10 藁細工用藁の刈り取りと整理、栗の収穫
速報レポート11 稲刈り

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