NO団体名主な企画内容
12 NPO法人宍塚の自然と歴史の会(茨城県) 「いきものいっぱい お米ざくざく 子どもすくすく 田んぼの学校」
"谷津田での稲つくりを、種まきから収穫、脱殻、もちつきをして食べるまでを行いつつ、田んぼと里山で生き物や自然環境の観察を行う。在来農法と現在の機械化された農法の特徴などについても学ながら「田んぼ日誌」で記録していく。"

速報レポート7 さなぶり(早苗饗)

日時: 6月2日(日曜)11時半-13時半
参加者:小中学生26人 幼児16人 保護者33人 スタッフ3人

 地元の伝統行事のさなぶりをしました。田植えが終わったことを感謝し、豊作を祈願する行事です。担当係りの6家族とスタッフが食材などの準備をし、当日は朝から水くみ、調理に子どもたちも奮闘しました。その子どもたちにはおもしろいご褒美がありました。それは、地面から這い出して来るバッタの赤ちゃんたちを見つけたことです。小さな殻をまだ身に着けた茶色のショウリョウバッタたちです。
 料理の準備ができた11時すぎに、参加者全員が集まって、さなぶりの「儀式」をしました。村のしきたりに従い、箕に36本の苗をのせ、田んぼの神に捧げます。9人の係りの子どもたちが、「さなぶりのことば」を一行ごと大きな声で交代で読み、最後の方はみんなで言いました。

今回の「さなぶりの言葉」
 4月半ばに 苗代に イネの種籾を 一粒ずつ やさしく 撒きました。
芽が出て 苗に育つ間に 里山の木々は こい緑になっていきました。
5月半ばに 田んぼに水をいれて 代掻きをしました。
土の塊を踏んで 草を埋め込んで平らな田んぼにしました。
泥んこになって 皆でがんばりました。
田んぼの水に 青い空と白い雲が映って 世界が大きくつながりました。
心を込めて 丁寧に 稲の苗を 田んぼに植えました。
今日はさなぶりです。
田植えができたことを感謝し、皆でお祝いします。
さなぶりの日の 願いを述べましょう。
お日さまと雨と風に恵まれて 
蛙やトンボや蜘蛛など 生き物たちに助けられながら
稲が元気に育ちますように。お米がザクザク実りますように。
頑張ろう 田んぼの稲たち! 頑張ろう! ぼくもわたしも すくすく 育っていこう!

 その後、御馳走を食べました。献立はちらし寿司、トン汁、それにスイカでした。
 以下子どもや親からよせられた感想です。

  • バッタが土の中でたまごからうまれるところをみた。いりたまごをませるのがおもしろかったです。(Yさん)
  • 今日はさなぶり。小5の娘は残りの田植を楽しみにしていましたが、小3の息子はしぶしぶ。お料理当番が幸いして楽しそうにお手伝いしてくれました。宍塚でとれたお米の酢飯などどれも体にしみるようにおいしく元気いっぱいになって帰宅しました。(担当係りのお母さんから)


係りの子どもたちは調理や水汲みなどで大活躍

さなぶりでは36本の苗を箕にのせて田に供えます

さなぶりの ことばを のべる  さなぶり かかりの こどもたち





速報レポート1 田の草取り
速報レポート2 開校式
速報レポート3 種まき
速報レポート4 田んぼ観察会
速報レポート5 しろかき(代掻き)
速報レポート6 田植え
速報レポート7 さなぶり(早苗饗)
速報レポート8 生き物調べ
速報レポート9 かかし作りと稲の花の観察
速報レポート10 藁細工用藁の刈り取りと整理、栗の収穫
速報レポート11 稲刈り

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