NO団体名主な企画内容
11 調布市立滝坂小学校(東京都) 「「滝坂の森」発!調布にグリーンベルトを広げよう」
総合的な学習の時間を中心に、児童にとって一番身近な自然である「滝坂の森」や校庭を活用し、地域の歴史・文化・自然の調査や地域の方へのインタビューを取り入れて自然への関心と地域への愛着を育む環境教育を行う企画。

速報レポート1 授業「滝坂小学校周辺の地域観察」

授業日 :令和3年5月13日(木)1~6校時
実施場所:東京都調布市(滝坂小学校周辺地域)
参加者 :6年生児童77名、教職員5名(担任2名・管理職1名・引率教員2名)
講師(Nature Center Risen)2名
授業のねらい

 ・地域の自然や歴史の特徴を知る。
 ・過去と現在の生活のつながりを感じる。
 ・現在の街の環境の課題に気付く。
  ※本授業は、年間授業計画の中の一つとして位置付けている。」


教員の事前研修

活動内容

 川・畑・緑地・住宅・公園・騒音・交通量・ごみ・人や街の様子など観察するポイントを明確にしてから、本授業用に作成したワークシート(地図入り)を持って地域を歩きました。地域の住民の生活の仕方が地域の自然環境に及ぼしている影響に気付きました。土とコンクリートの上の表面温度測り、10℃以上の違いを実感しました。入間川と野川の合流地点では、川の濁りやごみの様子に驚きました。『ちょうふ八景』の一つ武者小路実篤記念館の実篤公園では、ヒカリモを見ることができ、自然環境保全の大切さを知り、日光移動教室への期待が膨らみました。
 学校に戻ってから、学年全員で地域観察の共有を行いました。ワークシートを拡大印刷し、観察したものや気付いたことをシールやポストイットを貼って視覚化しました。さらに地域で守りたいもの・変わってほしいものについて話し合い、地域に対する思いやこれからの学習への興味関心が高まりました。校庭観察との比較も行い、どうしたら環境が守れるか話し合いました。

児童の感想(原文そのまま)

  • 今まであまり意識していなかったけれど、ケヤキ(街路樹)はとても大事な役割をしているのだなと思いました。人間にはなくてはならないものだと思いました。
  • 地域に流れる入間川・野川・多摩川がやがて海に流れるように、世界中の川と海はつながっていると感じました。だから入間川は、いつもきれいにしたいと思いました。
  • 糟嶺神社は農業の神で、周りには木が多く、古墳ではないかと言われていることにも驚きました。
  • 実篤公園で見たヒカリモはきれいで神秘的な色でした。
  • たばこがいくつも落ちていました。通学路でもよく見ますが、発がん性があると知り、ポイ捨てはやめてほしいと思いました。
  • 昔、人や物を運ぶ馬が休むためにあった馬宿が同じクラスの友達の親族の家だったことに驚きました。


甲州街道での騒音の測定

実篤公園のヒカリモ

滝坂小学校発祥の地


児童のワークシート

ダイダイゴケの観察

糟嶺神社での質疑応答



速報レポート1 授業「滝坂小学校周辺の地域観察」
速報レポート2 授業「野川の観察」
速報レポート3 こども環境ラボ「滝坂の森」の池の保全活動1
速報レポート4 授業「多摩川の観察」
速報レポート5 こども環境ラボ「滝坂の森」の池の保全活動2
速報レポート6 授業「地域学習のまとめ」
速報レポート7 夏休み特別授業「「滝坂の森」の池の保全活動3」
速報レポート8 授業「滝坂の森は地域のグリーンベルト」
速報レポート9 授業「地域の人たちの気持ちを知ろう~インタビューを活用した調査」
速報レポート10 授業「滝坂小のオール6年生による卒業制作~滝坂小のグリーンベルトを作る(1)~」

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