NO団体名主な企画内容
11 調布市立滝坂小学校(東京都) 「「滝坂の森」発!調布にグリーンベルトを広げよう」
総合的な学習の時間を中心に、児童にとって一番身近な自然である「滝坂の森」や校庭を活用し、地域の歴史・文化・自然の調査や地域の方へのインタビューを取り入れて自然への関心と地域への愛着を育む環境教育を行う企画。

速報レポート3 こども環境ラボ「滝坂の森」の池の保全活動1

活動日 :令和3年5月23日(日)午前9時~12時
実施場所:東京都調布市(滝坂小学校敷地内)
参加者 :中学生3名、小学生9名、幼児4名、こども環境ラボサポーター12名
講師(Nature Center Risen)2名
活動のねらい

 ・池を補修して完成させる。
 ・生態系や生物多様性について学ぶ。
 ・みんなで協力して活動ができる。


池作りの様子

活動内容

 「滝坂の森」は、授業時間外も様々な学年の児童が自然と触れ合いながら遊ぶことができる貴重な場所となっています。昨年度の6年生が水辺を作ったことで森にやって来る生き物の数や種類が増えたという声が聞かれるようになってきました。しかし、一方で、子供たちからも池やその中で泳ぐメダカを心配する声も多く上がっていました。今回は「滝坂の森」の池の土手の崩れやひび割れを改善するために活動をしました。まず始めに、池の形を整え、深さも調節しました。その後、布を敷き詰めた上から、防水シートを敷きました。シートの端を覆う土は、学校の授業で作った落ち葉堆肥や生ごみ堆肥を使いました。池の周りに植える植物を校庭から集め、移植しました。最後に池に水を入れ、デンジソウを浮かべました。滝坂小にあるものをできるだけ使い、自分たちの手で池を作り上げることができました。保護していた在来種のクロメダカは、数日後、pHなど水質の安全を確認してから6年生が池に入れました。また、「滝坂の森」で育ったカシワの葉を使い、柏餅を作りました。日本の和菓子作りを体験し、季節を味わうこともできました。

参加者の感想

  • メダカにさわれてよかった。(幼児)
  • みんなで力を合わせて保全活動をすることができてよかった。(小中学生)
  • しっかりとした水辺を作れたので、これからどんな生きものが集まってくるか楽しみになった。(小中学生)
  • 旬の植物を使った調理ができて楽しかった。(小中学生)
  • サポーター・カシワの葉がとてもいいかおりだった。また家でも作ってみたい。(小中学生)


改修前の池

防水シートを敷く

陸上植物を植える


池に水をはる

完成した池

元気なメダカ



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