NO団体名主な企画内容
11 調布市立滝坂小学校(東京都) 「「滝坂の森」発!調布にグリーンベルトを広げよう」
総合的な学習の時間を中心に、児童にとって一番身近な自然である「滝坂の森」や校庭を活用し、地域の歴史・文化・自然の調査や地域の方へのインタビューを取り入れて自然への関心と地域への愛着を育む環境教育を行う企画。

速報レポート7 夏休み特別授業「「滝坂の森」の池の保全活動3」

活動日 :令和3年8月5日(木)午前7時40分~9時30分
実施場所:東京都調布市(滝坂小学校敷地内)
参加者 :6年生児童19名、教員9名(担任2名・管理職2名・専科教員2名・総合担当教員1名・特別支援学級教員2名)、講師(Nature Center Risen)2名
活動のねらい

 ・池の中や周辺の環境を整備する。
 ・生態系や生物多様性について学び、保全の方法を覚える。
 ・みんなで協力して活動ができる。

活動内容

 今までの保全活動により、「滝坂の森」とその池には動植物が無事定着していました。しかし、夏の豪雨や酷暑により、池の周りの土留めが部分的に崩れたり、池のふちの防水シートに小さな穴があいたりしていることに気付き、池とその周辺の更なる整備や補修の必要性がありました。そこで、夏休み中でしたが、6年の保護者を通して児童の自由参加による特別授業の実施を呼び掛け、希望者が集まって保全活動を行うことにしました。
 池の周辺が植物で覆われるようにと考え、池の周辺にはリュウノヒゲ、イ、タデなどを植えました。協力者からの提供によるコナラ、クヌギ、ナンテンなどを植樹し、木陰を増やし、風通しを良くするようにしました。池の中には、クロモ、ガマ、イ、ハスを導入し、クロメダカが卵を産み付けたり、身を隠したりできる場を増やました。土留めは一度切り崩してレンガを積み直し、間伐材を使用して補修しました。間伐材の丸太を組み、生きものの住処を作りました。保全活動終了後、オオシオカラトンボやニホントカゲなどが集まり、水辺環境の重要性を改めて実感した日になりました。

児童の感想

  • 池の周りに植物や竹の柵が出来て、景色がとてもすっきりして格好よくなった。
  • 下級生に見てもらうのが楽しみだ。
  • 池に入れてうれしかった。クロメダカが増えていると感じた。
  • 2学期も植えた植物の成長を見守っていきたい。2学期になったら来られなかった友達に教えたい。
  • 友達と汗をかきながら活動して楽しかった。


保全活動の目的を共有

土留めの補修

保全活動を分担して進めた


水生植物の特徴を学ぶ

池の中に水生植物を導入

生きものの住処ができた



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