NO団体名主な企画内容
11 調布市立滝坂小学校(東京都) 「「滝坂の森」発!調布にグリーンベルトを広げよう」
総合的な学習の時間を中心に、児童にとって一番身近な自然である「滝坂の森」や校庭を活用し、地域の歴史・文化・自然の調査や地域の方へのインタビューを取り入れて自然への関心と地域への愛着を育む環境教育を行う企画。

速報レポート10 授業「滝坂小のオール6年生による卒業制作~滝坂小のグリーンベルトを作る(1)~」

授業日 :令和3年10月15日(金)2~4校時
実施場所:東京都調布市(滝坂小学校敷地内、体育館)
参加者 :6年生児童80名(特別支援学級含む)、教職員5名(担任3名・管理職1名・専科教員1名)
     講師(Nature Center Risen)2名
授業のねらい

 ・通常学級6年生と特別支援学級6年生の合同授業の楽しさを感じる。
 ・皆で協力して滝坂小学校の自然環境の調査をする。
 ・自分たちと地域住民の地域への思いを生かしながら卒業制作「滝坂小のグリーンベルト」の計画をする。
   ※本授業は、年間授業計画の中の一つとして位置付けている。

活動内容

 滝坂小学校のグリーンベルトを増やすために自分たちができる行動計画を具体的にすることができました。「滝坂の森」と特別支援学級(わかくさ学級)の園庭の土壌や動植物を比較調査して、通常級の子供たちが特別支援学級の子供たちと見つけたものを共有したり、一緒に観察したりすることができました。まとめの時間では、「滝坂の森」とわかくさ学級の園庭で見つけた動植物をホワイトボードに書き出し、わかくさ学級の園庭の土壌が硬いこと、園芸品種が多いこと、全体的に動植物が少ないことに気が付きました。これまでの授業でSDGs 15「緑の豊かさも守ろう」を実現するためには、SDGs 17「パートナーシップで目標を達成しよう」の取り組みも重要であることを分かっている子供たちは、皆でわかくさ学級の園庭を「わかくさの森」にしようと決意しました。「滝坂の森」のように、土壌は校庭の落ち葉堆肥をつかう、在来種の植物を育てたり、巣箱を置いてみたりするなど様々な意見がでました。通常級だけでなく特別支援学級の子供も自分の想いを発表するなど、この授業は、通常学級と特別支援学級の児童が共に学びを進めるインクルーシブ教育システムにおいて教育効果を発揮できました。11月の学習発表会では最高学年として、2年間の環境学習の学びや「滝坂の森」と「わかくさの森」の活動を劇やスライドを通して全校児童や保護者に発信します。3学期は環境学習の集大成として全員で地域に出て、地域住民に、学習した結果と環境保全への呼びかけをします。

児童の感想(原文そのまま)

  • 「滝坂の森」でクモの卵のうを観察しました。今の季節しか見ることができないものだったので嬉しかったです。
  • 「わかくさの森」を完成させて滝坂小のグリーンベルトを広げ、皆が気持ち良く過ごせる環境を作ります。


「滝坂の森」で見つけたクモの卵のう

「滝坂の森」の調査

わかくさ学級の園庭の調査


調査結果を書き出す

「わかくさの森」を作ることを決意した瞬間

授業終了後も熱心に質問をする児童



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