NO団体名主な企画内容
11 調布市立滝坂小学校(東京都) 「「滝坂の森」発!調布にグリーンベルトを広げよう」
総合的な学習の時間を中心に、児童にとって一番身近な自然である「滝坂の森」や校庭を活用し、地域の歴史・文化・自然の調査や地域の方へのインタビューを取り入れて自然への関心と地域への愛着を育む環境教育を行う企画。

速報レポート4 授業「多摩川の観察」

授業日 :令和3年6月15日(火)1~6校時
実施場所:東京都調布市(多摩川、染地付近)
参加者 :6年生児童77名、教職員5名(担任2名・管理職1名・引率教員2名)
講師(Nature Center Risen)2名、保護者11名
授業のねらい

 ・多摩川の流れや色、音や光や風、岩石、動植物などの観察をする。
 ・多摩川に親しみを感じ、水や生物の多様性の大切さを考える。
 ・多摩川と野川の歴史や環境を比較する。
 ・全校に発信する準備を始める。
  ※本授業は、年間授業計画の中の一つとして位置付けている。


多摩川

活動内容

 野川の観察の授業と同じように、気温・水温・表面温度(地面)・騒音・COD・pH・透視度などの調査を全体で行い、川の中での注意点を確認した後、観察を開始しました。個々に思い思いの物を見付けました。トビケラ・カニ・メダカ・鮎の稚魚・カワウなどを注意深く観察しました。野川観察時と同様に、多摩川にも人間が出したごみが多くあると感じ、拾って持ち帰る姿が多く見られました。陸上の植物を観察し、植物標本のための押し葉を作りました。また、土手にある岩石の特長を知り、観察もしました。押し葉は後日、植物標本に仕上げ全校児童が自由に見ることができる場所に展示するなど、校内に向けて発信も始めています。

児童の感想(原文そのまま)

  • アキアカネのヤゴは、手に乗せて触れると、怒って体を空の方に持ち上げるけれど、暴れることはないので、人間と怒り方がちがっておもしろいなと思いました。
  • 特に心に残ったのは、トビケラです。大きな岩に石をくっつけて暮らしていて、自然の力を感じたからです。
  • 多摩川と野川の違いや生き物同士の関係性を知り、考えることができたので、これからも場所による生き物の違いや生き物と住んでいる環境などの関係性を考えていきたいです。
  • 多摩川にはよく鳥がいて、目をつぶって耳を傾けたときにいろんな種類の鳴き声が聞こえました。
  • 野川とちがったところは、藻が多かったことです。その藻を水の中に入れてこすってみたら、きれいな緑色になりました。
  • 砂岩は肌触りがいいのが特ちょうだと言われてさわってみると、確かにつるつるしていて気持ちよかったです。
  • 川をきたなくするのも、きれいにするのも、人間にかかっているのだと思いました。だからそれを意識して生活したいです。
  • ペイントされた石を友達が見つけました。このペイント一つで川の水が汚れ、周りの生き物が暮らせなくなったり、生態系が崩れたりする可能性があるのかと考えると、川の中のごみの危険さを改めて感じました。


透明度の調査

多摩川について話を聞く

動植物の観察


岩石の観察

植物標本の作成

校内での発信



速報レポート1 授業「滝坂小学校周辺の地域観察」
速報レポート2 授業「野川の観察」
速報レポート3 こども環境ラボ「滝坂の森」の池の保全活動1
速報レポート4 授業「多摩川の観察」
速報レポート5 こども環境ラボ「滝坂の森」の池の保全活動2
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速報レポート7 夏休み特別授業「「滝坂の森」の池の保全活動3」
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速報レポート9 授業「地域の人たちの気持ちを知ろう~インタビューを活用した調査」
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